今週のJRA みどころ(1/20,1/21)

土曜日

中山11R アレキサンドライトS

 通算成績が5戦3勝2着2回(すべてダート)のフェニックスマーク美浦・田島俊厩舎)が土曜競馬の最大の注目馬だ。エピカリス新馬の2着馬である。エピカリスが著しく迷走している今なら、ひょっとしたら立場が逆転するかもしれない。いずれにせよ、美浦のダート専科の馬の中でも「新鋭」と呼べる明け4歳だと思う。

 クロフネビームスの着順を妄想する楽しみもある。

 

京都10R 若駒ステークス

 ディープインパクトが勝った若駒ステークスは、自分の物事に対する見方が根本的に変わった、オールタイム・ベストレースの一つだ。そんな若駒Sに、ディープ産駒が2頭出走する。スーパーフェザーフォックスクリーク、どちらも1戦1勝馬だ。個人的には、昨年の最高勝率調教師である中内田充正厩舎で、勝負服がディープインパクトと同じ、しかも兄弟に活躍馬が何頭もいるフォックスクリークのほうを上に取りたい。

 しかし、乗り越えるべき壁は低くはない。

 

日曜日

中京11R 東海ステークス

 チャンピオンズカップでムーアの神通力に屈したテイエムジンソクだったが、別定戦でしかも56キロ。前走のパフォーマンスを鑑みれば、軽い。フルキチ云々を抜きにして、圧倒的1番人気が確実である。負かすとすれば?

 おそらく2番人気だろうが、ディアデルレイがようやくサマになってきた。とはいってもオープン特別を2連勝しているだけで、しかも斤量はテイエムジンソクと同じ。「危ない2番人気」の典型である可能性は高い。

 ただ、テイエムジンソクが万が一「操縦に失敗」したら、あるいは……。

 

京都11R 岩清水ステークス

 AJCCに5歳馬が皆無。マカヒキ・サトダイ世代の暗黒ぶりがいよいよ極まってきた。だからこそ、上がり馬の5歳牡馬レインボーフラッグに一矢報いてほしい、というのは、4歳世代と6歳世代への『ルサンチマン』のあらわれにすぎないのだろうか!?