【中央競馬】2005年 阪神大賞典 マイソールサウンド
2:エプソムボス 小牧太
6:ペルフェット 幸英明
人気の軸は 古都S→万葉Sと連勝中の アイポッパー 鳴尾記念→日経新春杯と連勝中の サクラセンチュリーは 2番人気で アイポッパーとサクラセンチュリーの馬連は2.0倍 だいぶかぶっていた 実績馬リンカーンがこの二頭に続く人気 主力はゼンノロブロイ世代ーー5歳馬だった
テイエムイットーが玉砕覚悟の逃げを打ち ピサノクウカイ エプソムボスも上がっていく 枠なりで すんなりとアイポッパーは好位のインを取れた
その本命馬アイポッパーをマークするリンカーン リンカーンの後ろがマイソールサウンド リンカーンの外に被せていく サクラセンチュリーは最後方でウイングランツと併走状態だ
どんどん上がっていくマイソールサウンド 1周目の3コーナーで 3番手の近くまできている 2番手のピサノクウカイが大変に引っ掛かっており スローペースのようにも見えたが 最初の1000mは 60秒を少し上回るくらいだった
テイエムイットー一頭だけが単騎 大逃げのかたちになり スタンド前を通過する十頭 マイソールサウンドは結局エプソムボスと3番手で並び アイポッパーがインの5番手になる
リンカーンは終始アイポッパーをマークする サクラセンチュリーは後方で溜め続けている
テイエムイットーのリードが縮まっていく向こう流しから3コーナー アイポッパーがやおら仕掛け アイポッパーマークだったリンカーンが外をまくっていく しかしマイソールサウンドが二頭の少し前でもうほぼ先頭に並びかけていた
サクラセンチュリーは直線の入り口でも後方で かなり大外を回していた
直線はマイソールサウンド・アイポッパー・リンカーンの叩きあいになる
人気薄のマイソールサウンドをアイポッパーもリンカーンもなかなか捉えきれない
同着とはいえ 父のタマモクロスも阪神大賞典ウイナーなのだから れっきとした親子制覇である なおマイソールサウンドの母父は サンデーサイレンスだった
日経新春杯で0.4差 京都記念で0.5差 差のない競馬をしているのだから 激走してもおかしくはなかった しかしこの時点でマイソールサウンドの最後の勝利は 昨年のマイラーズカップで ステイヤーの資質を見出しづらかった しかもそのマイラーズカップ以降 一度も3着にすら入っていなかったのだーーマイソールサウンドは6歳馬で 5歳世代に「またもや」暗雲が立ち込める格好になった