8/19 新馬(後編)

8/19 新潟5R プロスペリティ

割れた人気 馬連の3桁配当は オレンジオレンジ=プロスペリティの1点のみ

1番人気のオレンジオレンジが4着にやぶれ プロスペリティが勝った

 

ブラックタイドも好調だ

 

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この日札幌の新馬を勝ったカウディーリョ同様 馬主はキャロットファーム

母のプロミネントという馬 どういう馬かと思った

 

プロミネントの母のプロモーションは有名だろう 1997年のクイーンS(馬齢限定戦時代)を勝ち G1でも善戦した馬だ

その娘 プロミネントは タイキシャトル産駒で キャロットでなく サンデーレーシングの持ち馬だったようだ 4戦0勝 3歳の5月の未勝利でおろした そのレースは6番人気2着で けっきょくこれがキャリアハイだった

 

8/19 新潟6R ダノンジャスティ

持ち込み馬ダノンジャスティスが抜けた人気 木村哲也厩舎でサンデーレーシングノーザンファーム産のエスプランデルと 外国産馬のボストンテソーロが対抗格だった

 

エスプランデルが好位 ダノンジャスティスがエスプランデルをマークし ボストンテソーロがダノンジャスティスをマークする道中だった

 

ダノンジャスティスは中位の外目をまわっていたが 直線で抜け出す脚の力強いこと力強いこと 「脚が速い」というより「脚が強い」という不自然な形容のほうが 妥当に見えた

 

2着のエスプランデルとは力の違いがあった感じだ

 

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関西馬に搾取される新潟競馬 それはそうとして ダノンジャスティスの父「キングマン Kingman」という種牡馬 おととい初めて名前をみた キングマンという名前でまぎらわしいが グリーンデザート系だ 

 

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グリーンデザートの父はDanzigである きょうも netkeibaの『血統検索』を使った 父の父の父の父 つまり血統表の4列目のいちばん上の欄に 「danzig」 と入力して賞金順にソートしてみた

ひいおじいちゃんのお父さんをどう呼ぶか いまだに知らないのだが 父父父父Danzig という なんとも居心地の悪い定義の競走馬を調べた だれか血統表の読み方をおしえてください? 父父父父Danzig の稼ぎ頭は この検索結果によれば なんとペルシアンナイト その次がモズカッチャンで 3位がディアドラ 何のことはない 去年の秋のハービンジャー馬場だった京都芝で行われたG1を勝った三頭だ 父父父父Danzigでがんばってるのは JRAではほとんどハービンジャー産駒で 総賞金で上位の馬のほとんどがハービンジャー産駒 そんななかディアドラとほとんど総賞金の差がなくがんばっているのが ヤングマンパワー この馬はスニッツェル産駒なのだ 先日の関屋記念でも ふたケタ人気で4着だった 偉い ヒデキも背中を押してくれる(『YMCA』) 去勢はするなよ

8/19 新馬(前編)

8/19 小倉5R ヴィクトリアピース

僅差の1番人気

僅差の2番人気だったディープインパクト産駒ミッキースピリットは凡走した

ヴィクトワールピサ、我が世の春だ

 

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我が世の春といっても 夏に吹くヴィクトワールピサ旋風ではあるが

 

しかしこのヴィクトリアピースという馬は血統がよかった

母が記憶に新しいツルマルワンピースで この馬は阪神JF5着馬

祖母はツルマルグラマー ファンタジーステークスで素質馬キタサンヒボタンの2着だった馬だ

 

ツルマルグラマー キタサンヒボタン この世代(2002年クラシック世代)から ぼくは競馬に興味を持ち出したが 肝心の阪神JFタムロチェリーという馬が勝ったことは 後付けの知識だった なぜならアローキャリー桜花賞もリアルタイムで観なかったからだ

スマイルトゥモローが勝ったオークスの競馬中継を録音したMDはよく聴いた なぜ録画ではないのかというと おやじがドリーム競馬を観るのをまだ許してくれなかったからだ BSSラジオの競馬中継のタイトルは そのころ『みんなの競馬』であった 日曜分の中継の制作局は MBSラジオだった いつもの東京や中山のメインレースの実況は ニッポン放送の実況が音源だったが G1競走に限り MBSラジオのアナウンサーが出張して実況しており 解説はいつも「競馬ブック」の吉岡哲哉さんだった

で スマイルトゥモローが勝ったオークスの実況は 大八木友之アナウンサー*1 関西地方ではMBSテレビの夕方のニュース番組『VOICE』で顔が知られていたらしい でもぼくには競馬実況アナウンサーとしての印象が強い 翌年のダービー つまりヴィクトワールピサのおやじのネオユニヴァースが勝った日本ダービーの実況も大八木アナだったはず まだぎりぎり20代ではなかっただろうか ラジオたんぱだったら有り得ない話だ

 

8/19 札幌5R カウディーリョ

単勝4.0倍 1番人気とはいっても 支持率に直すとわずか20%だ 1番人気になった決定打は モレイラが乗っていたからだ きっと

 

でも 母親があれだけ現役時代から活躍していた馬で 繁殖成績も 「シーザリオの下位互換だ」とか言うと キャロット会員に踏みつけられまくってしまうが とにかく繁殖成績も優秀である”名牝”の子供たるカウディーリョが 新馬単勝支持率20%とは なにがあったのだろう 

踏みつけられるの覚悟で言うが キャロット会員は単勝買うのが大好きなのに

 

それはともかく! ディアデラノビアの仔が また勝ち上がった

ディアデラノビアの仔は エルディアマンテ以外 全馬勝ち上がっているのだ

 

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仮に「シーザリオ世代」としておこう シーザリオラインクラフトデアリングハートエアメサイアディアデラノビアは ディープインパクトと同期 

もうその頃には おやじに競馬を観ることを許されていた

 

今は亡き角居厩舎ではシーザリオの僚馬 この立ち位置が ディアデラノビアという馬に 独自の陰影を与えた

 

シーザリオも評価が高かったが ディアデラノビアにしたって デビュー当時から騒がれていた こちらはシーザリオと違いSS直仔 2戦2勝で臨んだチューリップ賞 新馬の鞍上だった幸四郎エイシンテンダーに逃げ切られた 7着 せっかくアンカツが乗ってたのに ともかく エイシンテンダーにやられた辺りから 牝馬クラシック候補としてのディアデラノビアに 暗雲が漂い始める ちなみに ディアデラノビアオークス3着だったが そのオークス 4着のエイシンテンダーとの着差は0.1秒しか違わなかった 因縁

ヤケクソで参戦したフィリーズレビューでも権利が取れず 桜花賞を断念 フローラSに回る屈辱 そこではキングカメハメハの妹レースパイロットに立ち向かわれたが 勝ってオークスに勇躍参戦 しかし 僚馬のシーザリオにねじ伏せられ さっきも書いたとおり3着 ちなみに2着エアメサイアの鞍上は フローラSで自分にまたがっていたはずの武豊で ディアデラノビア自身の鞍上は オークスジョッキーのケント・デザーモ…… そして海を渡った角居とシーザリオと福永は アメリカンオークスで偉業達成の歓喜……

 

はたしてディアデラノビアの母胎に エピファネイアリオンディーズのような傑物が宿るやいなや それとも カウディーリョが? どうなる

*1:現在もMBSの社員だが「元」アナウンサーと書くのがほんとうは正しい

8/18 新馬

8/18 札幌5R エレナレジー

ピンクブロッサムが1倍台前半 対抗格として抜けて売れていたのがヘリオスだったが 人気両者は負け ピンクブロッサム4着 ヘリオスは2着

ヘリオス逃げ ピンクブロッサムがインの3番手で 「このまま決まってしまうのか」と思わせるような道中 しかし決まらなかった

人気両者を瞬発力勝負で上回ったのはエレナレジー

4番人気のノヴェリスト産駒だ

 

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札幌1500 道中は前を行く4頭を見やるような形だった

青い勝負服 ゴドルフィンではなく広尾レースである

夏の北海道シリーズで広尾レースというと ぼくはステラリードを思い出すのだが

 

400キロそこそこしかない小柄な牝馬 まだ種牡馬ノヴェリストの特徴がつかめない

 

ノヴェリストという馬は 日本だとゴールドシップディープブリランテと同世代で 11戦9勝という素晴らしい成績 ただ「ハレ」のドイツダービーでは2着敗北 つづくバーデン大賞は4着でいちばん不甲斐なかった

古馬になってサンクルー大賞キングジョージドイツ国外のビッグレースを連勝 地元5頭立てのバーデン大賞も優勝してさぁこれから! というところで 熱発してしまった

もし凱旋門賞に出走していたら トレヴオルフェーヴルキズナと対戦していたことになる

 

しかしモンズーン直仔の種牡馬が 日本の馬産で成功するのか? という疑念

この札幌5Rのように 瞬発力勝負で 逃げたオルフェーヴル産駒のヘリオスに勝っても 薄い膜のようなこの疑念は 依然として残り続けている

 

8/18 小倉5R アズマヘリテージ

いちおう1番人気に売れていたのはスカーヴァティ 単勝2~4番人気の複勝オッズはほぼ横並び 勝ったのは単勝3番人気のアズマヘリテージで 3連複は1番人気だったものの 17倍もついていた

 

小倉でアズマ冠名は 直近だとアズマシャトルを思い出すものの これは6ハロン

 

人気のスカーヴァティが外の2番手で王道の勝ち方を目指す所 2列目にいたアズマヘリテージに足元をすくわれた形になったレースだったが 新馬戦にしては前傾ラップだった

 

見方によってはスカーヴァティのほうが将来性はあるともいえる

 

それでも種牡馬トーセンジョーダン 中央競馬での記念すべき産駒初勝利だ

 

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トーセンジョーダン サンデーサイレンスの血が入っていないので エイシンフラッシュ同様 バラ色の種牡馬生活ーーそんな妄想をこの馬の現役時代ずっと抱いていたものだが エイシンフラッシュ同様 幻想殺しイマジンブレイカー)がやってきてしまった

ただ 種牡馬トーセンジョーダンがまだわからないのは エイシンフラッシュが比較対象としてふさわしいかどうかは別として エイシンフラッシュのほうは初年度産駒の「決算」で現実に打ちひしがれているのに対し トーセンジョーダンのほうは引退が遅く 初年度産駒がいま走り出したばかり 慌てるような時間にはなっていないところだ

 

社台SSにいるエイシンフラッシュと ブリーダーズSSにいるトーセンジョーダン 繋養先のごはんはエイシンフラッシュのほうが美味しそうだが 種牡馬としてのほんとうの幸福を味わえるのは 果たしてどちらか この2頭 サンデー系牝馬の受け皿

 

8/18 新潟5R ロジャーバローズ

単勝1番人気 ただしアドマイヤユラナス・ダイシンインディーと 主力3騎を形成していた アドマイヤユラナスは4着 ダイシンインディーは7着 人気の1角のみならず2角が崩れ ヒモ穴決着

 

それでも人気のディープインパクト産駒が新馬勝ちだ

 

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ただしロジャーバローズは社台グループ生産馬ではなかった 新ひだかの飛野牧場の馬だ このレース ノーザンファーム産と社台ファーム産の出走馬がそれぞれ3頭ずついたが ノーザンファーム勢はポイントオブオナー(2着) 社台ファーム勢はミケランジェロ(3着)が最高位で しかもどちらも人気薄だった

ポイントオブオナーに至っては トーセンホマレボシ産駒というおまけ付きだ

 

ロジャーバローズは セレクトセールで税抜き7800万円で競り落とされた

母リトルブックはDanzigの孫で ディープインパクトと母父父Danzigの組み合わせでどんな馬がいたか 思い出せないどころか脳味噌に入っていない

 

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netkeibaの「血統検索」という超便利な機能があって 父の空欄に「ディープインパクト」 母父父の空欄に「danzig」と入力しただけで 賞金順に活躍した馬がずらりと出てくる

しかも 先程 『ディープインパクトと母父父Danzigの組み合わせでどんな馬がいたか 思い出せない~』ようなことをほざいていたが 何のことはない ジェンティルドンナがそうなのだ いちばん肝心なディープ産駒が血統検索で一発で出てきたではないか おれはディープインパクト種牡馬成績のなにを見てきたんだろう ディープの種牡馬成績に安住して 「小系統別のノーザンダンサー牝馬ディープインパクトの組み合わせ代表例」といったふうな細かい点に眼がまったく行っていなかったのだ それはそうと ディープインパクトDanzigの孫娘を配合してジェンティルが出てくるのなら 尚更そういった配合には眼を見張らなければならないし 血統研究家はもうすでに「母父父:Danzig」という一点を おさえているのであろう なんだかんだいってもロジャーバローズは注目

ぼくが競馬ファンになった2002年の「春天3強」

前年の有馬記念で テイエムオペラオーメイショウドトウが引退した

 

その有馬記念を勝ったのはその年の菊花賞マンハッタンカフェで 同年のジャパンカップでもその年のダービー馬ジャングルポケットが優勝しており テイエムオペラオーから2001年クラシック世代へ玉座がまさに移らんとしている時 ぼくは競馬へ強い関心を持つようになった

 

中学二年生だったから 親の前で『ドリーム競馬』を観ることもためらわれて マンハッタンカフェが勝った春の天皇賞は 自分の部屋でラジオ中継を聴くだけだった

  

さて テイエムオペラオーメイショウドトウステイゴールドたちが抜けたあとの有力古馬について整理してみたいと思う

 

99年クラシック世代の生き残りであり 古馬の総元締めのようなポジションだったのがナリタトップロードだった

 

ただ 2002年春天でトップロードは3着 マンハッタンカフェジャングルポケットに先着されてしまった

 

マンハッタンカフェは 前年の菊花賞有馬記念を連勝した 遅れてきた2001年クラシック世代の大物である 

 

しかし 年明けの日経賞マンハッタンカフェはズッコケる たしか単勝1倍台前半で6着とかじゃなかったか?

 

マンハッタンカフェ敗れました!!』をひたすら連呼するラジオたんぱ小林雅巳アナウンサーの実況が後追いながら印象に残った

 

で マンハッタンカフェ春の天皇賞であっさり巻き返し優勝するのだが なにか釈然としないものが残った 菊花賞有馬記念春天も圧倒的な差をつけて勝ったわけではないし 凱旋門賞に出走したものの惨敗して故障してさっさと引退してしまったから

 

ただ 菊花賞マイネルデスポットが 有馬記念アメリカンボスが勝つのは何回やっても無理だったと思うし そういう意味では勝ち切る強さはあった

 

前年の年度代表馬ジャングルポケットだと知ったとき 釈然としない感情を覚えた GIを複数回勝っていた馬は他にもいたから

 

ただ そのころはジャパンカップの賞金が突き抜けて高かったような記憶があるし 日本ダービー馬なので 1年間走り続けていたのも含めて その年の競馬のシンボルとなるには十分だったのだろう

7/29新潟 藤原英厩舎が新馬ダブルゲット

先週 札幌の新馬戦では レーヴドカナロア・クラージュゲリエと 良血のクラブ馬が勝ち上がって この2頭を持ち上げても 甲斐はないように思えてくる

 

そこで日曜の新潟である 両方とも藤原英厩舎の馬が勝った 今年も 関西馬の草刈場になってしまうのか 新潟競馬よ

 

それはともかくとして  日曜新馬勝ちの藤原2騎 どちらも クラブ馬ではない ちなみに エポカドーロは クラブ馬だが ここでそんな周知の情報を 混ぜ込んで どうする

イカイキャロルとビックピクチャーの話だ

 

イカイキャロル

ロードカナロア産駒 母父スペシャルウィーク 母父がスペシャルウィークだと ほかのサンデー系BMSにはない ときめきを感じる なぜだろう

馬主のかたには大変失礼ながら 冠名が地味だし 正直 馬名は クラージュゲリエとか 洒落た馬名と比べたら パッとしない しかしながら 紛れもなく天下の藤原厩舎の馬であり もし 馬名の地味さで 不当に評価=単勝人気が落ちるのなら 手の内に入れたほうがいい馬だと感じるのである

この新馬でも 単勝が4倍近くついた

 

ビックピクチャー

ストレイトガールの半妹で ディープインパクト産駒 ロマン溢れる ハナ差圧勝だ

ただ 馬体重が400キロに満たない

それでもハナ差圧勝である

 

ストレイトガールについて

適性が 1200だったのか1600だったのか ハッキリしなかった ただ 勝ったスプリンターズステークスが あまりにも無味乾燥なレースだったので ヴィクトリアマイル2連覇の衝撃からして やはり本質的にマイラーだったのか

 

好走したレースよりも 単勝支持率50%で 岩田鞍上で 武豊スマートオリオンとともに 内に突っ込んで自滅した函館スプリントSの衝撃のほうが 記憶に残っている その二年半後 われわれはスプリントGIで 更なる衝撃を目にすることになるが その場にストレイトガールはおらず そのせいか あの函館SSの記憶が薄らいでいた頃の  前が壁  であった……

オークス 単枠指定・シスタートウショウ

 

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桜花賞では、イソノルーブルはもったいない競馬になってしまいました。

 

1991年オークス

で、オークスなわけなんですが、単枠指定になったのはシスタートウショウでした。もし、イソノルーブル桜花賞で圧勝していたら、イソノルーブル単枠指定になっていたのではないでしょうか。桜花賞を経由して、イソノルーブルシスタートウショウの立ち位置が逆になってしまいました。

 

単勝人気は、単枠指定シスタートウショウが支持率4割にせまる1番人気で、忘れな草賞を勝ったツインヴォイスが7.9倍、オークストライアル(現在のフローラステークス)も取りこぼしてイマイチ煮え切らないスカーレットブーケがそれでも9.5倍、イソノルーブルは12.1倍の4番人気に甘んじていました。

 

人気はシスタートウショウ一本被りに近い様相でしたが……

 

レース内容

今回のイソノルーブルにはもちろん蹄鉄がついていたはずです。ところでイソノルーブルは8枠20番でした。今回は20頭立てなので、外側にゲートがありません。ということは外からかぶされようがないということであって、イソノルーブルが逃げを打つにはむしろ好都合な枠番と馬番。

スタンド前の直線で一気に内に切れ込んで、今度こそハナを切るイソノルーブル

 

2番手はベルベットハニー。メジロロベルタ・イイデスパークが続き、フローラステークススカーレットブーケを下しているヤマニンマリーンが好位置をとったのですが、最終的に故障を発生し競走中止してしまいます。インの5,6番手にトキオアルテミス、その直後で内ラチ沿いで脚を溜めるはノーザンドライバー(6番人気)。

ノーザンドライバーの外にツインヴォイス、8番手ですが20頭立てなら好位といっていいでしょう。それをマークするようにスカーレットブーケがいて、スカーレットブーケの内に潜り込むようにヤマノカサブランカ(評価は上がらず10番人気)がいて、大体ここが中団でありまして、スカーレットブーケとヤマノカサブランカの後ろはごった返しているのですが、シスタートウショウがなんと後方から3番手。

 

3コーナー。今度は2番手がイイデスパークになって、ツインヴォイス、スカーレットブーケあたりがじわじわ動いていきます。この時ノーザンドライバーはインの5,6番手。シスタートウショウが画面にうつりません。

 

4コーナー入り口で、シスタートウショウがかなり外側を回って追い上げていきます。それでもまだ中団の後ろのほうで馬群の切れ目…

4コーナーのカーブでは、馬場の6分どころを回っているシスタートウショウ

 

現代競馬では、なかなか、馬場の真ん中から外を回って追い込む、という戦法は見られません。この時代だと、フレッシュボイスが安田記念で外ラチに近いところからニッポーテイオーを差し切っていたと思います(1987年)。それにしても角田晃一には、確信があったのでしょうか。どれだけ距離ロスをしてもシスタートウショウの能力なら差し切れる、という確信が…

 

直線入り口、ツインヴォイスが外の3番手、スカーレットブーケが外の4番手で、イソノルーブルにプレッシャーを与える。競輪の『押さえ先行』みたい…ですが、意味合いが全然違います。それはいいとして、残り400mでズラリ横に広がった馬群。

 

スカーレットブーケの手応えがよく、一瞬イソノルーブルを交わしているように観えるのですが、脚が一杯になったのか? タレて今度はツインヴォイスがイソノルーブルに襲いかかる。

ツインヴォイスとイソノルーブルの脚色はほとんど同じに見えても、1馬身前のイソノルーブルが非常にしぶとく、ツインヴォイスもイソノルーブルを交わせません。

そこに、究極の大外ぶん回し競馬のシスタートウショウが強襲、初手があんな位置取りだったので当然上がり最速だったんですが、イソノルーブルとほとんど同時にゴール。

 

結局シスタートウショウは1番人気を裏切る形になったわけですが、2着には来たので、単枠指定の務めは果たした、とはいえる。

ただ、角田晃一の乗り方はどうも賛否両論だったようで、もっとも賛否両論だったというソースは無いのですが、最近になってこのオークスのレース映像を観るたびに、「ああ、賛否両論だっただろうなあ、こういう乗り方は」と思ってしまう自分がいる。角田は当時二十歳のあんちゃんで、そういう立場だったから叩かれやすかったのかもわからん。

未だに、このオークスにおける角田の騎乗は、僕の中では、賛否どっちかの決着がついておりません。

 

91年オークスは『裸足の女神イソノルーブルの復活の逃走劇として語られるパターンが非常に多かった。僕はこれがステレオタイプだなあと思ったので、今回はシスタートウショウと二十歳のあんちゃんだった角田晃一に重きをおいて語ってみました。

 

みなさんは、このオークスでの角田晃一の騎乗を、どう思われるでしょうか?

サウスヴィグラス、ゴールドアリュールの助けを借り、JDDの結論を下す

失意のサウスヴィグラスが現地入り

 

サウス「母父ナスルーラ…母父ナスルーラが、1頭もいなかったm(_ _;)m」

 

『馬鹿だなあ、父と母父の組み合わせで考えればいいんだよ』

 

サウス「ゴールドアリュール

 

 補足:ゴールドアリュールはJDDの勝ち馬

 

過去10年の勝ち馬の父と母父の系統(年度と馬名は省略)

 

ゴールドアリュール一目瞭然やんけ!!

サウス「ど、どこが?」

ゴルア「唯一3勝してるサンデー系とナスルーラ系の配合は絶対買いだよ」

サウス「でもそんな馬今年は居ないよ

ゴルア「あっ」

 

サウス「このレース、父ミスプロ系の馬が強いんだ」

ゴルア「アッほんとだ」

サウス「グレートタイムオメガパヒュームちゃうか!?」

ゴルア「たしかに!! 今年は父ミスプロがこの2頭だけ、ミスプロ×サンデーは2015年にノンコノユメが優勝、しかもオメガパヒュームの母父は俺(ゴールドアリュール)だ!」

サウス「よし、この2頭の単勝を買おう

 

サウスヴィグラス、JDDの予想に失敗する

 えー東京ダービーに引き続きわたくしサウスヴィグラスジャパンダートダービー(JDD)の分析を担当いたします。

 あまり時間がないので、今回は血統面の特に母父に注目してサッサと注目馬をあぶり出して行きたいと思います。

 

過去10年の優勝馬の母父

 

見解

  • 母父ナスルーラ系が3勝。人気でも中穴でも……といった感じ。
  • 母父ブライアンズタイムが2勝。ただ去年ヒガシウィルウィンが勝ってしまった。連チャンは?
  • 以外に、母父ミスプロや母父サンデー系が期待値が低いかもしれない。

 

注目馬

なし

 

 

 

(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)

2014年以降の中央競馬のG1で勝ち馬の母父がサンデーサイレンス直仔だったレース

2018フェブラリーステークスノンコノユメ

2017菊花賞(キセキ)

2017秋華賞(ディアドラ)

2017NHKマイルカップ(アエロリット)

2016チャンピオンズカップサウンドトゥルー

2015朝日杯フューチュリティステークスリオンディーズ

2015天皇賞(秋)ラブリーデイ

2015宝塚記念ラブリーデイ

2015NHKマイルカップ(クラリティスカイ

2015桜花賞レッツゴードンキ

 2014ジャパンカップエピファネイア

2014スプリンターズステークススノードラゴン

 

東京競馬場施行G1 関東馬VS関西馬(2015秋天~2018安田)

2015年

2016年

2017年

2018年

集計

計24レース

関西馬が勝ち越し

 

追記

複数回優勝した調教師

栗東

美浦

 

関西馬ワンツー

→計10回

関東馬ワンツー

→計3回

6月の東京開催の新馬戦で勝ち上がった馬の母父と母母父

ジョディー(父ダイワメジャー、母ミスティーク2)

グランアレグリア(父ディープインパクト、母タピッツフライ)

レノーア(父スクリーンヒーロー、母レッドターキー)

アガラス(父ブラックタイド、母ロッシェノワール

【ダート】ラインカリーナ(父パイロ、母フェールクークー)

トーセンギムレット(父ディープブリランテ、母エラドゥーラ

ロードアクア(父ロードカナロア、母オーシュペール)

エメラルファイト(父クロフネ、母セトウチソーラー)

アンブロークン(父ヴィクトワールピサ、母リップスポイズン)

6月の阪神開催の新馬戦で勝ち上がった馬の母父と母母父

赤字繁殖牝馬は、ぼくが現役時代を知っている馬

 

ジャミールフエルテ(父オルフェーヴル、母プリティカリーナ)

シングルアップ(父キンシャサノキセキ、母ラフアップ)

アウィルアウェイ(父ジャスタウェイ、母ウィルパワー

サートゥルナーリア(父ロードカナロア、母シーザリオ

【ダート】チュウワフライヤー(父ヘニーヒューズ、母ヴィヴィッドカラー)

ショウリュウイクゾ(父オルフェーヴル、母ショウリュウムーン

ジャカランダシティ(父ヨハネスブルグ、母クラヴェジーナ)

ブレイキングドーン(父ヴィクトワールピサ、母アグネスサクラ)

 

ボートレース 昨日の優勝戦

芦屋

枠なり3:3 スタートした途端に実況の竹本アナが悶絶 1田頭が踏み込んだなあ・・・と思ったら ただのフライングでした コンマ01速かった

 

田頭らしいといえば 田頭らしいのだが 優勝戦の売上がごっそりなくなったことは 痛い

 

繰り上がった2古澤が優勝 2-3-4で入った

 

常滑

3向所が3カド 枠なり2:4 その3カドに引いた向所が進入で失速 異常スタートで返還欠場 常滑よ おまえもか

 

レースは1中岡が逃げ切り圧勝 2着は5中村有がSGウイナーの意地を見せる 3着は6前田聖と4土屋智の接戦になるも前田聖が取りきる

 

浜名湖

枠なり3:3 1西山がトップスタート 3吉原が獰猛にまくっていくが 受け止める西山 西山と吉原が艇団から抜け出して 4重野が 6柳生の猛攻を受けるも 3着を守り通して1-3-4

 

住之江(マスターズ)

枠なり3:3 1市川が逃げ態勢 3平石が握り 2富山と4太田が差す 市川が引き離す 2番手争いは富山・平石・太田のみつどもえ 「ベテランの中のベテラン」富山が先行する 3着は平石で1-2-3

 

市川や平石や太田が「マスターズ」というのは 違和感がある けれども それは おれが歳をとっただけ かもしれない

 

若松

枠なり3:3 やや中凹み というよりスロー劣勢だった 

4塩田がカドからトップスタートで強攻 スロー3艇を呑み込むマクリ一発! 

 

マークで5西村拓が続くと思ったが 二番手争いは1渡邉・西村拓・6野村誠みつどもえになる 小回りで挽回する渡邉 食い下がる西村拓 渡邉競り勝ってカドとインが両立(4-1体形) 今度は野村誠が3番手に浮上 そのまま粘り込んで4-1-6

 

1995年から1999年のアイルランドダービー馬と同年の日本ダービー勝ち馬

1995年

ウイングドラヴ

同年の日本ダービー馬:タヤスツヨシ

1996年

ザグレブ

  • 通算成績:4戦2勝
  • 父シアトリカル、母父ウォロー

同年の日本ダービー馬:フサイチコンコルド

1997年

デザートキング

同年の日本ダービー馬:サニーブライアン

1998年

ドリームウェル

同年の日本ダービー馬:スペシャルウィーク

1999年

モンジュー

同年の日本ダービー馬:アドマイヤベガ

やさぐれゴールドアリュール、大井競馬で勝負する

笠松・浦和の馬券勝負の結果

 

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・↑で買った馬券

 

  • 笠松7R→的中(1.0倍)
  • 笠松8R→的中 (1.9倍)
  • 笠松9R→はずれ
  • 浦和10R→はずれ

 

ゴールドアリュールと、とりがみ:(;゙゚'ω゚'):

 

笠松9Rと浦和10Rは、ワイドにすれば当たっていましたね』

 

ゴールドアリュール「その声は!?」

 

芦毛馬「あ、どうも、フサイチリシャールです」

 

ゴールドアリュール「誰?」

 

芦毛馬「えっ」

 

ゴールドアリュールきみ、だれ? クロフネさんに似てるけど」

 

フサイチリシャール

 

クロフネ産駒。朝日杯を勝った。血統的にダートでの大成が期待されたが……。

ラストランの高松宮記念で、いったん先頭に立ちながら故障(競走中止はせず)するなど、波瀾万丈の現役生活だった。

今日は、船橋リッカルドが、NAR期待の星として中央に挑む。

 

フサイチリシャール「。・゚・(ノД`)・゚・。」

ゴールドアリュール「わるかったわるかったもう泣くな、ほれ、赤モツ10本」

フサイチリシャール10本!?

ゴールドアリュール「屋台のオバちゃんも呆れとったわ」※この記事はフィクションであります

 

とりあえず大井7R

ゴールドアリュールは、9番のラフメイカーの単勝を買った。 

 

結果

なんと大的中!!!!!!

 

ゴールドアリュール「(;・∀・)」

フサイチリシャール「エッどうしたんですか、震えて・・・」

ゴールドアリュール「ちょっと窓口に話してくる」

フサイチリシャールま、まさか・・・帯封!?

 

※繰り返し申し上げますがこの記事はフィクションであります

 

 

ふたりはダイ◯モンドターンの予約席に移った

 

ゴールドアリュール「ねえ・・・・・・おねえさん・・・・・・、

ドンペリ、ないかい?

 

フサイチリシャール「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

 

大井8Rのフォーカス

 堅い。馬単7→2