大種牡馬たちが振り返る21世紀の競馬史「ティファニーで朝食を」
新キャラ紹介
- メジロマックイーン:生粋のステイヤーで、天皇賞・春連覇含むG1四勝したJRA顕彰馬。社台SSではサンデーサイレンスと仲がよかった。
- カーリアン:ニジンスキー産駒。持ち込み馬の直仔フサイチコンコルドがダービーを勝ったり、ビワハイジの父親だったりで日本の競馬ファンにもおなじみ。
- ノーザンテースト:80年代の日本競馬を代表する名種牡馬。社台グループの天下統一はこの馬の輸入から始まったといっても過言ではないだろう。
2001年1月13日 1回中山5日/1回京都5日
2001年1月14日 1回中山6日/1回京都6日
京成杯
外国産馬プレジオが1番人気。以下メジロマックイーン産駒のマイネルエスケープ、サンデーサイレンス産駒の良血馬ボーンキングと続いた。
2001年1月20日 1回中山7日/1回京都7日
京都は雪により5Rで打ち切り。
5Rの新馬戦では、ソヴィエトスター産駒のスターキャスケードが勝ち名乗りをあげた。
いっぽう中山6Rの新馬戦では、フジキセキ産駒のダガーマップが勝利。
若駒ステークス ※月曜に振り替え開催
2001年1月21日 1回中山8日/1回京都8日
京都4Rの新馬戦では、ラムタラ産駒のタニノエタニティが勝利。
京都9Rの白梅賞では、サンデーサイレンス産駒のフィールドサンデーが人気に応え勝利。
北海道の某ホテル
サンデーサイレンス「あさめし~あさめし~」
・サンデーサイレンスのテーブルに何やら置き手紙が……
『2001年の1月開催の3歳戦を総括してください』
サンデーサイレンス「あさめし~あさめし~」
メジロマックイーン「おはようね~(*´ω`*)」
サンデーサイレンス「心の友よ!!」
メジロマックイーン「京成杯できみとぼくの産駒がワンツー決めたこと、いま思い出したよ」
サンデーサイレンス「俺も俺も」
サンデーサイレンス「圧倒的だったじゃないか我が軍は。アグネスタキオンの僚馬アグネスゴールドもいた」
トニービン「おれの子どもも一応シンザン記念勝ってるんだけど」
トニービン「甘いな……(´ε` )」
サンデーサイレンス「アッ嫌な記憶が蘇りそうだ」
カーリアン「まぁまぁ、G1の話は後からじっくりでいいじゃありませんか」
カーリアン「プレジオはついに重賞を勝てずじまいでした……(遠い目)」
サンデーサイレンス「ぼくらダービー3兄弟だ」
トニービン「出し抜けに何を言う」
サンデーサイレンス「カーリアン氏もトニービンも俺様もダービー馬出したやん」
カーリアン「フサイチコンコルドのときは密かに現地入りして単勝大口買いをしていました」
トニービン「フサイチの単勝オッズがガクッと下がった記憶はないのですが……」※この記事はフィクションです
カーリアン「ところで、サンデーサイレンスくんの産駒は、母方の血も重要だと思うのですが」
サンデーサイレンス「それは当然ですね。俺様の産駒がG1に多頭出しとか当たり前の時代だったから」
サンデーサイレンス「ロイヤルスキー先輩です。アグネスフローラちゃんの兄弟(アグネスフライトとアグネスタキオン)にはよく稼がせてもらいました」
サンデーサイレンス「それはもうノーザンテースト大先輩ですよ!」
カーリアン「これはこれは……」
サンデーサイレンス「テースト先輩、昨日のお寿司はありがとうございました。大変美味しゅうございました。ノーザンダンサー親分も大変ご満悦でしたよ!」
ノーザンテースト「フォーティナイナーくんが川崎競馬の最終レースで大勝ちしたようだね(鋭い眼光)」
サンデーサイレンス「そ、その話はまた今度で……」
メジロマックイーン「( ´゚д゚`)えっ、きみ、昨日川崎に行ってたの。北海道にいるんじゃなかったの」
トニービン「ほんとうだ。お前おれとノーザンダンサー御大の接待してたよな」
サンデーサイレンス「そういえば『21世紀の競馬史』カテゴリーのほうに出てきた種牡馬、みんな川崎競馬にいたような気がするぞ」
ノーザンテースト「わたしはずっと北海道に居残っていたが、このブログの書き手はどうやって辻褄を合わせるんだろうね」
サンデーサイレンス「話を逸らすな!! 説明責任を果たせ噛み付くぞ💢💢💢」
・その日の夕刊には、『北海道某ホテルの朝食の席で流血沙汰』という見出しが……
※この記事はフィクションです
大種牡馬 in 川崎競馬 つづきのつづきのつづき
サンデーサイレンス「オイ起きろ! もう最終レースしかねえぞ」
サンデーサイレンス「とぼけるな! あいつを俺たちはアメリカに置き去りにしてきたんだろ」
フォーティナイナー「えっ……その理屈には無理が(;´Д`)」
10R ジャングルポケット産駒のララクードゥリオンが超人気薄で勝利
サンデーサイレンス「コスモスとはなんだったのか:(;゙゚'ω゚'):」
トニービン「いやー長距離ダートはジャンポケよく来るわ~w」
サンデーサイレンス「お、おまえはトニービン!! 馬券取ったのか:(;゙゚'ω゚'):
というか、自分の息子を『ジャンポケ』呼ばわりか」
トニービン「だってジャンポケに『ジャンポケって呼べ』って言われてるし」
サンデーサイレンス「む、息子公認:(;゙゚'ω゚'):」
フォーティナイナー「メインは? ねえメインは何勝ったの」
(`・ω・´)シャキーン」
ミスタープロスペクター「ワイド1点でスーパーDeliciousね」
サンデーサイレンス「みみみ、ミスタープロスペクター!! それは高額配当の証である帯封……:(;゙゚'ω゚'):」
ミスタープロスペクター「アグネスデジタル(2着馬の父)ホントよく頑張ってくれるNE、3着のレジェンドセプター(父キングカメハメハ)と1点でOK牧場よ」
フォーティナイナー「親父の馬券に乗っとけばよかった」
サンデーサイレンス「グダグダすんな💢💢 最終レースやっぞ」
12R
フォーティナイナー「なにこのレース名!? 気色悪い」
サンデーサイレンス「あんまり悪態ついてると競馬場の偉い人に締め出されっぞ💢💢」
フォーティナイナー「わがサウスヴィグラス産駒がグリグリの本命。
あ!!」
サンデーサイレンス「なんだよ」
フォーティナイナー「1番の赤嶺の馬がキングマンボ系のアルカセット産駒」
サンデーサイレンス「そういやあんた、キングマンボとは父さんが同じだったんだな。
でもこの馬は厳しいだろ(;´Д`)」
フォーティナイナー「よーしパパ10番のハヤブサザムライ(グリグリ人気)から3連単1着固定総流ししちゃうぞ」
フォーティナイナー「1倍台がアタマで10万馬券とか結構見るぞ」
ミスタープロスペクター「My sonのインプレッションはあながち的外れじゃナッシングだと思うYO」
フォーティナイナー「そうだろ父ちゃん! それこそ赤嶺なんかが絡んでくれれば」
サンデーサイレンス「じゃあおれはSS系の3,4,6,9,12に人気の10番を加えた三連単6頭ボックスにするべ(120点)」
結果は如何に!?
大種牡馬 in 川崎競馬 つづきのつづき
8Rはオレハマッテルゼ産駒が勝利
サンデーサイレンス「またも俺様の孫が勝利!!」
????「ワイドがDeliciousネ」
サンデーサイレンス「その声は……(;´Д`)
ミスタープロスペクター!!」
ミスタープロスペクター「2-3着ワイド48倍は美味しいYO、アチキの一族の組み合わせで(アグネスデジタル産駒とヴァーミリアン産駒)。アグネスデジタル、地方でよく穴あけるインプレッションがあるNE」
サンデーサイレンス「み、ミスタープロスペクター……貴方も帯封ですか……」
フォーティナイナー「どうだ、親父は格が違うだろう」
サンデーサイレンス「そういうあんたは馬券外しただろ」
フォーティナイナー「Σ(゚Д゚;)ギクッ」
サンデーサイレンス「図星や~いww」
フォーティナイナー「うるせえよ9Rの予想すっぞ」
9Rは2歳のオープン競走
サンデーサイレンス「俺の孫の産駒が1頭しかいないやんけ!!」
サンデーサイレンス「ここは11番から三連単1着固定総流しだ!」
フォーティナイナー「ウフフフフ……地方競馬と言えば俺の孫サウスヴィグラスよ……ここはしっかり人気に応えてくれよう」
結果
3番セイヴェルビットが勝利
両方はずれ
サンデーサイレンス「こ……ここでシニスターミニスターだと……しかも直前で1番人気になってるし」
フォーティナイナー「(゜∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
サンデーサイレンス「オイしっかりしろ」
フォーティナイナー「ヘ(゚∀゚ヘ)きっとエーピーインディの野郎が単勝買い占めたんだよ」
サンデーサイレンス「ただの陰謀説じゃねえか(;´Д`)」
エーピーインディ:シアトルスルー産駒。1989年生まれ。現役時代は米G1を4勝。92年度のアメリカ年度代表馬。ボールドルーラーの血を受け継ぎエーピーインディ系を発展させる。日本で有名なエーピーインディ系はシニスターミニスターのほかに、パイロ、Tapitなど。
大種牡馬 in 川崎競馬 つづき
サンデーサイレンス「ははははは、フォーティナイナーよ、4Rのアイルハヴアナザーはまぐれだったようだな」
フォーティナイナー「さんをつけろよデコ助野郎!!」
サンデーサイレンス「2Rで9番人気3着だった馬の父の『エクラヴァンクール』ってだれだよ」
フォーティナイナー「ああ、エクラヴァンクールは俺の息子だ」
サンデーサイレンス「ガビ~ン(;´Д`)」
フォーティナイナー「何ショック受けてるんだ馬鹿! エクラヴァンクールは俺がお前の娘さんに種付けして生まれたんだぞ」
サンデーサイレンス「えっ、ていうことは俺はエクラヴァンクールの母父……」
フォーティナイナー「そんなことも気づかないままだったのか! お前場外ホームラン級のアホだなwww」
ノーザンダンサー「私が思うに、このインシデントは競走馬の血統においてしばしば起こりうるイントラストな事象であろう」
サンデーサイレンス「……」
フォーティナイナー「……」
ノーザンダンサー「ハービンジャーが、私のカナダからの手紙を受け取ってくれたよ」
サンデーサイレンス「それは良かったですね」
フォーティナイナー「( ゚д゚)ハッ! それは5Rのマイネルレイール(ハービンジャー産駒、8番人気3着)の複勝!」
ノーザンダンサー「これはコピーだよ」
サンデーサイレンス(川崎に馬券コピーサービス?)
ノーザンダンサー「やれやれ、払い戻し機に馬券を入れても何も出てこなかったので、係員さんをうろたえさせてしまったよ」
フォーティナイナー「えっ……ということは、100万円以上の払い戻し」
後輩ふたりにご祝儀で「帯封」を振る舞うノーザンダンサー
サンデーサイレンス「きょ……恐縮です」
ノーザンダンサー「ハッハッハ、きょうはSS系ががっぽり稼いでいるようだね、こんなの君にとってはポケットマネーにすぎないだろう」
フォーティナイナー「サンデーや」
サンデーサイレンス「なんや」
フォーティナイナー「川崎のスタンドの2Fに立ち喰い寿司あったよな?」
サンデーサイレンス「あんたそれ何年前の情報だよ(;´Д`)」
フォーティナイナー「えっいまないの」
サンデーサイレンス「とっくの昔にフェードアウトしただろ」
フォーティナイナー「どうしよう、タンメンが観客の人数分買えちゃうよ」
サンデーサイレンス「となりの風俗街行けば? あんた功労馬でぎゃくに欲求不満なんじゃないのか」
フォーティナイナー「それは名案だな(∩´∀`)∩」
サンデーサイレンス「いや、冗談だけど」
7Rはエイシンアポロン産駒のカゼノアスリートが勝利
ジャイアンツコーズウェイ「どうもおふた方」
サンデーサイレンス「あ、珍しい顔だなおい」
ジャイアンツコーズウェイ「ええ、多忙の合間を縫って」
サンデーサイレンス「いかにもお前精力多そうだもんなw」
フォーティナイナー「( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン」
ジャイアンツコーズウェイ「や、やめてさしあげてください!」
フォーティナイナー「競馬場にはファミリーで来てるお客さんもいるんだぞ!? 18時台からシモネタとか狂ってるなお前は!」
ジャイアンツコーズウェイ「いや~もうすぐ京浜急行で羽田までトンボ返りですよwww」
サンデーサイレンス(タクシーという発想はなかったのか?)
ジャイアンツコーズウェイ「いやぁ~w 白タクほんとは頼みたかったんですけど、身体が車内に入らないってw」
ジャイアンツコーズウェイ「ところで、ひいおじいさん(=ノーザンダンサー)見なかったですか? ぜひ挨拶したかったんですけど」
サンデーサイレンス「さっき会ったけど、どっか言っちゃったよ」
ジャイアンツコーズウェイ「それは残念(´・ω・`)」
ジャイアンツコーズウェイ「なんでしょう」
フォーティナイナー「お前の親父さんのメルアドくれない?」
サンデーサイレンス「ストームキャットのメルアド欲しいのかよ!! (#゚Д゚)」
フォーティナイナー「ばかサンデー!! 年上にはさんをつけろよデコ助野郎」
サンデーサイレンス「ストームキャットさん、うちのディープインパクトがいつもお世話になっております」
フォーティナイナー「誰に向って話してんだ!? 猫先輩(ストームキャットのこと)は川崎入りしてないぞ!? お前幻覚でも見えてるんじゃあるまいな。
アッ!!
こいつ、あそこの屋台で生ビール飲んでやがった!!」
酩酊したサンデーサイレンス「ジャイアンツコーズウェイ情報!!」
フォーティナイナー「は!?」
サンデーサイレンス「ジャイアンツコーズウェイは来日すると必ずカラオケに行く」
フォーティナイナー「誰得情報だよ!!(;´Д`)」
サンデーサイレンス「ちなみに十八番は、母父(ラーイ)にちなんで『勇者ライディーン』の主題歌らしいぞ!!」
『フェードイン…フェードイン…』
大種牡馬 in 川崎競馬(2017/12/14)(1Rから4Rまで)
大種牡馬たちが振り返る21世紀の競馬史「21世紀最初の中央開催」
登場馬紹介
- ノーザンダンサー
- サンデーサイレンス
- トニービン
- ミスタープロスペクター:世界的名種牡馬。略してミスプロ。
- メジロライアン:オグリキャップの有馬記念で2着だった馬。産駒がデビューするやいなや大ブレイク。内国産種牡馬の希望の星だった。
- ダンスインザダーク:サンデーサイレンス初期の代表産駒。菊花賞馬。種牡馬としては菊花賞で産駒が激走を重ねることで有名だった。
- ラムタラ:説明不要の名馬。ニジンスキー産駒。4戦4勝でダービー・キングジョージ・凱旋門賞を勝って引退。日高が自分たちの運命を賭けて輸入したが、その種牡馬成績は……お察し。
ラジオたんぱ杯3歳Sでアグネスタキオンが衝撃的な勝ちっぷり。
一躍世代のトップに躍り出た。
年が明けて2001年、21世紀最初の年になった。
2001年 1回中山/1回京都 1~4日
2001年1月5日 1回中山1日/1回京都1日
冬場のため芝レースが極端に少ない。
芝の3歳戦はなんと二鞍のみ。
2001年1月6日 1回中山2日/1回京都2日
ピックアップ:中山10R ジュニアカップ
新馬圧勝のライアン牝馬シェリルウーマンが牡馬を差し置いて1番人気。
岩手の雄ガッサンホワイトが2番人気。
3番人気はクロフネと同じフレンチデピュティ産駒の外国産馬グラスエイコウオーであった。
しかし勝ったのは超人気薄の……
ミスタープロスペクター「ヘクタープロテクター産駒のニシノコマンドがやってくれたYO! 当時のヨシトミが鞍上なのに全然人気がなかった、みんな見る目がないNE」
メジロライアン「内国産の威信をかけてシェリルウーマンがぶっちぎると思ったら2ゲット! 今思い出してもくやしいです」
ミスタープロスペクター「2ゲットってシェリルウーマンの鞍上はあんた(=ライアン)の主戦騎手だったJAN」
メジロライアン「ガッデム!!」
OP特別だったので、2着では賞金が加算されないのだ。
2001年1月7日 1回中山3日/1回京都3日
京都は10R以降雪で中断。
ミスタープロスペクター「我が世の春が定期的に来るNE☆」
ピックアップ:京都9R 福寿草特別
この年も我がSSファミリーは幸先良いスタートを切ったのだ」
サンデーサイレンス「二着がまったく人気がない哲三の馬……『タップダンス』?? タップダンスシチーのパチもんかな?」
ダンスインザダーク「お父さん、タップダンスは僕の子どもだったんです!!」
サンデーサイレンス「久しぶりに見たぞわが子よ、それでお前は今、どこに繋養されておるのだ?」
ダンスインザダーク「訊かないでくれ!!」
2001年1月8日 1回中山4日/1回京都4日
ミスタープロスペクター「ザフォニック(ルゼルの父)はアチキの孫だYO!!」
ノーザンダンサー「(英語で)やぁやぁミスタープロスペクター」
ミスタープロスペクター「(英語で)これはこれはミスターノーザンダンサー、腰の具合はどうでしょうか?」
ノーザンダンサー「(英語で)ぼちぼちでんな~」
ミスタープロスペクター「(英語で)流石にこんなに寒いと腰に来ちゃうんですよね~ww」
ピックアップ:シンザン記念
3枠二頭が人気を集めた。
サンデーサイレンス直仔のフィールドサンデーは新馬からの無傷2連勝を狙う。
ラムタラ産駒のラムセスロードは、重賞でも好走歴があったが、もうひと押しに欠ける競馬が続いていた。
ラムタラ(鬱)「僕って生きてる意味あるんだろうか……」
サンデーサイレンス「あ! またラムタラが太宰治みたいな状態になってる!! この記事はもちろんフィクションです!!
よぉラムタラよ、ヒルノダムールのところにでも遊びに行けばいいだろ」
ラムタラ「僕はただの母父にすぎませんよぉ!! (;´Д`)」
トニービン「どうだ見たか!! 俺様の息子のダービーレグノだ」
トニービン「( ゚∀゚)・∵. グハッ!! 正式な情報はオフィシャルに行って確かめてください」
サンデーサイレンス「あのさあ」
トニービン「なに」
サンデーサイレンス「おれ、いっつもダービーレグノとスーパージーンがごっちゃになるんだよね」
トニービン「それ、いまここでやる話か!? (;´Д`)」
2着はビッグゴールド。
ここで賞金を加算したことが、4年後の伏線となるとは、たぶん地球上の誰も予測していなかった……。
?????????「俺の出番まだ」
大種牡馬たちが振り返る21世紀の競馬史 ~プロローグ~
登場馬
時は2000年、まさに20世紀末の師走、阪神競馬場にさかのぼるーー
ラジオたんぱ杯3歳S*1
この3頭が人気を分け合った。
しかし圧倒的に人気を集めたのは、外国産馬クロフネで、アグネスタキオンとジャングルポケットはオッズの上では対抗格扱いであった。
2017年12月 北海道某所
サンデーサイレンス「どうですかノーザンダンサー親分、北海道の寿司の味は……」
ノーザンダンサー「SUSHIは日本が産んだ最高の文化だと私は思う」
サンデーサイレンス「息子さんのノーザンテーストさんの計らいで」
トニービン「会計は◯田◯哉さんが持ってくださるそうです」
ノーザンダンサー「SUSHIは日本が産んだ最高の文化だと私は思う。しかしながら老齢のせいか食が細くなってしまった。わたしは茶碗蒸しをいただきたいなあと思う」
サンデーサイレンス「なにを言ってるんですかあ親分。俺ら3人共既に死んでるし、歳なんかとらないんですよ。その証拠に頭に天使の輪っかがついてるじゃありませんか」
ノーザンダンサー「ずいぶん天国ファームにも下の世代がスタッドインしてきたというインプレッションをわたしは受ける」
サンデーサイレンス「そうですよね~w 俺の子どももバンバン死んでますし~ww」
トニービン「( ‘д‘⊂彡☆))Д´) トニーパンチ」
サンデーサイレンス「トニーやめろ!! 痛い痛いまた蹄葉炎になる」
ノーザンダンサー「いつの間にふたりはフランクに話す間柄になったのかわたしは知りたいと思う」
サンデーサイレンス「トニービンとはタメ口でいくことにしたんです。トニーのほうがはやく死んでるし」
トニービン「それ、関係なくね!?」
サンデーサイレンス「だって~ウイニングチケットとタヤスツヨシで、2年しか年が違わないじゃ~ん」
トニービン「あ、そう」
2000年ラジオたんぱ杯3歳Sの中継を録画したビデオを肴に、3匹は飲んだくれる
ノーザンダンサー「21世紀とともに外国産馬に日本ダービーへの門戸が開かれ、わたしは早速クロフネを襲来させて日本を征服しようと思ったことを否定しない」
サンデーサイレンス「でもクロフネの親父はフレンチデピュティでしょう」
トニービン「馬鹿サンデー、フレンチデピュティはまだ輸入されてなかっただろ」
サンデーサイレンス「あー、あいつ(フレンチ)、輸入された途端にしょぼくなりましたよね~ww」
トニービン「( ‘д‘⊂彡☆))Д´) トニーパーンチ」
サンデーサイレンス「どうして!? (´;ω;`)」
トニービン「フレンチデピュティはノーザンダンサー様の子孫であらせられるぞ!!」
ノーザンダンサー「わが血脈は全世界に広がっており、率直に申し上げて子孫を把握しきれているかというと嘘である」
ノーザンダンサー「こんどカナダからの手紙を送ってあげたいという気持ちを到底否定できない」
トニービン(会話が噛み合ってない気がするのはおれだけか)
サンデーサイレンス「あ、もうすぐスタートしますよ。結果から言いますと、おれの子どもがクロフネに勝っちゃうんですよ~www」
トニービン「( ‘д‘⊂彡☆))Д´)ファイナルトニーパーンチ」
サンデーサイレンス「痛えな!! 噛み付くぞ💢」
トニービン「ゆとり世代は『相手を立てる』ということを知らんのか!!💢💢」
サンデーサイレンス「えっおれゆとりだったの」
ノーザンダンサー「所謂『ネタバレ』に関しては、人々の感情にそれほど影響を及ぼさないというエビデンスもあるらしい」
サンデー・トニー「……」
*1:この年まで旧年齢表記
アグネスデジタルと振り返る全日本2歳優駿(サマリーズ~リエノテソーロ)
2012 サマリーズ
「牝馬で逃げ切りデジ。スタートでアメイジアが落馬したデジ。そのアメイジア、さっきの川崎競馬10R(ジョイホース横浜賞)に出てたデジ。ただし所属がとっくの昔に冨田厩舎になっているデジ(´・ω・`)」
2013 ハッピースプリント
「今年の全日本2歳優駿の返し馬が始まったデジ。
それはそうとしてハッピースプリントはいっときNARの看板みたいな馬だったデジね。JDDで南関3冠に挑んでカゼノコに差されたのは記憶に新しいデジね。カゼノコは僕の子どもだったからダイヤモンドターンで絶叫してたけどデジね。『カゼノコ差せー!! 差せー!!』ってずっと叫んでいたデジ」※この記事はフィクションです
2014 ディアドムス
「三浦皇成の初G1デジね。このブログの管理人は『ジャスタウェイが勝った年の安田記念でグランプリボスの単勝持ってた』って言い張ってるけど、どうせ100円だけだし2着だったし、何の自慢にもならんデジ。ディアドムスは先日の勝島王冠で復活したデジね」
2015 サウンドスカイ
2016 リエノテソーロ
「もうすぐ今年の全日本2歳優駿が締め切られるデジ。『2015年はエネスクに騙された、2016年は馬券自体買ったか覚えてない』って管理人さんは言ってるデジ。今年については『これは見るレース、無敗馬対決だから』ってドヤ顔で言い張ってるデジ。正直あさましいデジ💢」
~締め切り~
アグネスデジタルと振り返る全日本2歳優駿(ユートピアからオーブルチェフまで)
「僕の名前はアグネスデジタル、99年の全日本2歳優駿の覇者だデジ。
悲しいことに僕が勝ったときの全日本2歳優駿はGⅡで、2002年からGⅠに格上げされやがったデジ。
GⅠに格上げされた2002年からの勝ち馬を振り返るデジ」
- 2002年 ユートピア
- 2003年 アドマイヤホープ
- 2004年 プライドキム
- 2005年 グレイスティアラ
- 2006年 フリオーソ
- 2007年 イイデケンシン
- 2008年 スーニ
- 2009年 ラブミーチャン
- 2010年 ビッグロマンス
- 2011年 オーブルチェフ
2002年 ユートピア
「びっくりするほど強くはなかったデジ。アンカツさんの印象が強いけどこの時の鞍上は河内のおっさんだったデジ。フォーティナイナー直仔でセリで金子真人オーナーが買ったデジ。購買価格の割には稼いでくれたデジ」
2003年 アドマイヤホープ
「この馬もフォーティナイナー直仔だデジ。母がアドマイヤラピスで辻牧場産、橋田厩舎というアドマイヤ色にまみれた馬だデジ。でもこの時の鞍上は武さんだったデジ」
2004年 プライドキム
「南関東の傑物シーチャリオットを圧倒したデジ。アフリートの子どもで、やっぱりミスプロ系がこのレース強そうだデジ。のちに船橋に移籍して重賞を勝ったデジ。しかも移籍したところがシーチャリオットの厩舎だったデジ」
2005年 グレイスティアラ
「出走馬のなかで唯一の牝馬だったデジ。フジキセキ産駒でユートピアやアドマイヤホープやプライドキムと比べると異質だデジ。2着が盛岡所属のアテストで人気薄だったデジ。内枠の人気薄には注意したほうがいいみたいデジ」
2006年 フリオーソ
「説明不要の名馬だデジ。なんとこのレースのときは5番人気だったデジ。アンパサンド(3着)やトップサバトン(4着)も好走して地方馬が強かったデジ。何故か地方馬でいちばん人気があったのはロイヤルボス(4番人気7着)だったデジ。2歳戦は怖いデジね」
2007年 イイデケンシン
「1番人気(3着)レインボーペガサスは芝のクラシック路線で善戦したデジ。2着のディラクエは南関クラシック路線で善戦したデジ。適性でレインボーペガサス、能力でディラクエを上回った感じがするデジ」
2008年 スーニ
「中央移籍初年度の内田博幸が乗って8枠12番から圧勝したデジ。無敗の4連勝を飾ったけど、アーリントンカップで盛大に人気を裏切ったデジ。それ以来芝は一度も使わなかったデジ。社台は徹底してるデジ」
2009年 ラブミーチャン
「某場立ち予想屋が大当たりしたレースとしてその筋では有名だデジ。サウスヴィグラス旋風を日高に巻き起こした名牝だデジ。1着馬と3着馬の鞍上がもうこの世にいないのが悲しいデジ(´Д⊂ヽ」
2010年 ビッグロマンス
「なんとグラスワンダー産駒だったデジ。鞍上と調教師の名前でオーパーツ感が強いデジ(意味深)。なおこのブログの管理人は1番人気のガムランを買って爆死したらしいデジ」
2011年 オーブルチェフ
「中舘の騎手としての晩年の代表馬になるはずだったデジ。このレースで故障して長期休養を余儀なくされたのは勿体なかったデジ。なおこのブログの管理人はメジャーアスリート(2着)を買っていなくて現地のパドック前で発狂していたらしいデジ。他人の目というものをもっと考えてほしいデジ💢」
今日のメイクデビューを振り返る
中山5R ツヅミモン
ハナ差2着のフレッチアとともに 後続を4馬身引き離した
フレッチアは当然 次走の未勝利戦で有力馬になる
ツヅミモンの母はカタマチボタン ではカタマチボタンの父は? ダンスインザダーク ではカタマチボタンの母は? タヤスブルームだ
阪神5R ベルガド
人気のエヴァイエ 出遅れて直線前が壁 今はファンの眼が肥えているから 極端に人気は下がらない
ベルガド スズカフェニックス産駒で とくに付け加えることがない
スズカフェニックスの子どもがロードカナロアの子どもに完勝してしまうのが 悲喜こもごもで正直面白い
中山6R オーロリンチェ
前二頭が後続を引き離したーーしかし 「一騎打ち」というよりも 「前残り」に近い感じもする
ただ1頭の外国産馬で高木登=大野コンビの馬 しかも馬主は岡田牧雄だった
阪神6R ウェルカムゴールド
新馬戦にしては出入りが激しかった
力強くダートを踏みしめ 入線時の勢いも余力があった 2着馬は相手が悪かった
兄弟にマチカネニホンバレがいるので こりゃ将来有望でしょ
JRA 1983年の古馬重賞(京王杯AH~天皇賞・秋)
- 京王杯オータムハンデキャップ キヨヒダカ(蛯沢誠治)
- 朝日チャレンジカップ ミスラディカル(音無秀孝)
- オールカマー スイートカーソン(増沢末夫)
- 毎日王冠 タカラテンリュウ(嶋田功)
- 京都大賞典 ヤマノシラギク(松田幸春)
- 牝馬東京タイムズ杯 ダニッシュガール(岡部幸雄)
- カブトヤマ記念 メイショウキング(増沢末夫)
- 天皇賞・秋 キョウエイプロミス(柴田政人)
京王杯オータムハンデキャップ キヨヒダカ(蛯沢誠治)
トップハンデ57.5キロでの勝利
朝日チャレンジカップ ミスラディカル(音無秀孝)
オールカマー スイートカーソン(増沢末夫)
4馬身差の圧勝
2着は旧4歳馬ビンゴカンタ 菊花賞でミスターシービーの2着になる
毎日王冠 タカラテンリュウ(嶋田功)
キョウエイプロミスは5番人気3着
京都大賞典 ヤマノシラギク(松田幸春)
8番人気での激走 2着も7番人気のタイムリーヒットで波乱
牝馬東京タイムズ杯 ダニッシュガール(岡部幸雄)
2着ミスラディカルはトップハンデ58キロ 重すぎた
カブトヤマ記念 メイショウキング(増沢末夫)
天皇賞・秋 キョウエイプロミス(柴田政人)
3200メートルでは最後の秋天
1番人気タカラテンリュウは7着に惨敗
プロミス2番人気 3番人気のアンバーシャダイ3着
2着がブービー人気のカミノスミレ 競馬は何が起こるかわからない
JRA 1983年の古馬重賞(高松宮杯~小倉記念)
- 高松宮杯 ハギノカムイオー(伊藤清章)
- 札幌記念(ダート) オーバーレインボー(田島良保)
- 七夕賞 スピーデイタイガー(岡部幸雄)
- 金鯱賞 ラブリースター(田原成貴)
- 関屋記念 ワールドキング(増沢末夫)
- 北九州記念 ラブリースター(田原成貴)
- 函館記念 ドウカンヤシマ(大塚栄三郎)
- 新潟記念 アップセッター(岡部幸雄)
- 小倉記念 スナークアロー(西浦勝一)
高松宮杯 ハギノカムイオー(伊藤清章)
8頭立て 2番人気のイーストボーイが2着(鞍上根本)
札幌記念(ダート) オーバーレインボー(田島良保)
トップハンデ60.5キロを背負っての貫禄の勝利
七夕賞 スピーデイタイガー(岡部幸雄)
1番人気のサーペンプリンスを破る
金鯱賞 ラブリースター(田原成貴)
旧5歳牝馬 10番人気で勝利 2着馬も8番人気の番狂わせ
同じく旧5歳牝馬ヤマノシラギクも人気だったが惨敗
旧4歳のニホンピロウイナーが出走していたがボロ負け
関屋記念 ワールドキング(増沢末夫)
1番人気の旧4歳馬アップセッターをハナ差凌ぐ
北九州記念 ラブリースター(田原成貴)
金鯱賞に続き重賞を連勝 前走がフロックでないことを誇示した
函館記念 ドウカンヤシマ(大塚栄三郎)
不良馬場 11番人気で斤量51キロの旧4歳が波乱を呼んだ
桜花賞馬ブロケード2着 後に春の天皇賞を制するモンテファストが3着
新潟記念 アップセッター(岡部幸雄)
レコード勝ち しかし結果的にこれが最後の勝鞍となってしまった
小倉記念 スナークアロー(西浦勝一)
トップハンデ 2着は最軽量のニホンピロキミヨ
1番人気のキョウエイレアは9着
1990年 毎日王冠~天皇賞・秋までの重賞勝ち馬について
- 毎日王冠 ラッキーゲラン(内田浩一)
- 京都大賞典 スーパークリーク(武豊)
- カブトヤマ記念 ヒダカハヤト(森安輝正)
- ローズステークス カツノジョオー(田島良保)
- スワンステークス ナルシスノワール(安田隆行)
- 天皇賞・秋 ヤエノムテキ(岡部幸雄)
毎日王冠 ラッキーゲラン(内田浩一)
前走:函館記念1着
阪神3歳Sの勝ち馬が復活
このレース 1番人気のオサイチジョージ・2番人気のバンブーメモリーは馬券外
ラッキーゲランは3番人気だった
京都大賞典 スーパークリーク(武豊)
前走:天皇賞・春1着
言わずと知れた武のお手馬 無念 結果的にこれが引退レースに
この馬を恐れたのか このレースは6頭立てだった
カブトヤマ記念 ヒダカハヤト(森安輝正)
前走:オータムスプリントS2着
3ハロンの距離延長で8番人気で勝った
94年に中山金杯を勝った後 なんと4年ぶりにカブトヤマ記念を制覇した
ローズステークス カツノジョオー(田島良保)
父パーソナリティ
前走:サファイヤS2着
2着が10番人気のイクノディクタス この馬は7番人気で大荒れ
レコード勝ちのおまけつきだったが その後は鳴かず飛ばず
スワンステークス ナルシスノワール(安田隆行)
前走:セントウルステークス4着
このレース 2着がパッシングショット マイルCSでは パッシングショットが鬼脚で優勝しこの馬は大惨敗
天皇賞・秋 ヤエノムテキ(岡部幸雄)
前走:宝塚記念3着
生まれてきた時代が悪かったかわいそうな馬
2つのG1勝ちはいずれも府中の2000メートルだった
1番人気のオグリキャップは6着
2番人気のオサイチジョージは4着
好き勝手に語るサンデーサイレンス産駒(2002年クラシック世代) アドマイヤマックス編
「サンデーサイレンス(USA)、引退馬、種牡馬、繁殖牝馬、一勝以上、1999年生」
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検索結果|馬情報検索|JBISサーチ(JBIS-Search)
語り得ぬ馬に関しては 沈黙しなければならない
おれが競馬を観始めたのは2002年だ
総賞金ランキング
2位 デュランダル←死亡
3位 ゴールドアリュール←死亡
アドマイヤマックス(4位)は存命だったっけ
アドマイヤマックス
おれがこの馬を知ったのは ノーリーズンが落馬した菊花賞だった
そう アドマイヤマックスが淀の3000を走ったことがあるのだ
それも菊花賞では人気馬だった 調べたら なんと2番人気 鞍上は今は亡き後藤
この菊花賞で 白日のもとにさらされた アドマイヤマックスの適正条件 すなわち 「長いとダメ」
その次に知ったのは アグネスデジタルが勝った安田記念 武が乗っていたのに6番人気 そして2着 後藤は1番人気のローエングリンに乗って3着ーー
その次は デュランダルがビリーヴの有終の美を打ち破ったスプリンターズS 3着だったが 4着のレディブロンドのほうが目立っていた
初G1は 2005年高松宮記念 この時期の武にもかかわらず4番人気 今戦績を振り返ってみると しかしながら もしや 福永や幸四郎が乗っていたら7番人気ぐらいだたのではないか 1番人気はプレシャスカフェ 上がり馬で G1に出走したことがなかった 危険な人気馬だったというのは結果論 でもーー
代表産駒はケイティブレイブである
でも個人的代表産駒は ジャスタウェイに勝ったモンストール 故障さえなければG1勝ち負けだったと思っているメイショウマシュウ 関西ダート短距離界の重鎮ナガラオリオン このあたりである