【大種牡馬】【競輪】シンボリクリスエス、取手の決勝の車券を買う

どうも、レイデオロの母父、シンボリクリスエスです。

 

きょうは、美浦トレーニングセンターの視察に来たついでに、取手競輪場に来ております。

※このブログは完全なるフィクションであります 

 

水戸黄門賞』という、大きなレースの決勝戦が行われるそうで。

でも、なんで年に一度レベルの大きなレースの格付けが、GⅢなんでしょうか?

 

というわけで、ぼくちん、競輪に関してはど素人なわけで。

 

まあ、「ライン」の概念ぐらいはわかりますけど……

 

地元の茨城支部の、吉澤純平選手が、とうぜん場内のファンの期待を集めるでしょう。

でも、競走得点がいちばん高いのは、期待の新星・111期の山崎賢人選手。

しかも山崎賢人くんは、これまでの3日間、無傷の負け無しで決勝に進出しています。

 

競輪にわりと詳しそうなキングカメハメハくんが言うには、「2番の山崎賢人は単騎になるけど、むしろやりやすいんじゃないか? 新田祐大がそれ(単騎)でGⅠを勝ってただろ」ということで、「おれは素直に2のアタマから買うなあ」というLINEメッセージが届いておりました。

※繰り返しますがこのブログは完全にフィクションです

 

いちばんラインが長いのは1番の地元・吉澤純平選手だし、美浦トレセンで育った馬としては吉澤選手から買いたくなるのですが。

 

やはりぼくはシンボリなので、シンボリに縁の深い千葉県の選手である、5番の山中秀将選手=7番の和田健太郎選手の『千葉ライン』の折り返し2車単(5-7、7-5)を買って、応援するわけなのです。

 

【ボート】11/10 まるがめ4日目 8R(進入固定)

おなじみの まるがめ8R 『まるポでGO!~』 進入固定競走で 1号艇2号艇4号艇に A級レーサーが配置される 

 

きょうは

1号艇    宮下元胤(もとつぐ)

2号艇 小野達哉

4号艇 前本泰和

という構成であった

まあ 4号艇(カド)が前本というのが ひとつのポイントであろう ちなみに6号艇は 阿波勝哉である 阿波は3日目の後半の出走で転覆してしまった チルトを0.5にしかはねていない

 

ただひとりオール3連対の前本 このメンバーでは節間成績が抜けている イン戦になる宮下は A2なのに 勝率が5点を切っている

 

しかし1番人気は1宮下だった 3連単のオッズは 1-24-24だけが 10倍を切っていた 4前本がアタマでも 3連単は最低でも13倍近く(4-1-2 12.9倍)つける 2小野とともに 対抗格扱いで 6阿波が4番人気 最低人気を争っていたのが3関野龍と5山田佑樹だった

 

 

スロー勢がかなり踏み込む スリット的にはダッシュ3艇は劣勢に見えた 1宮下が先マイし 2小野が差す 4前本は全然ダメ バックに抜けたところで5番手かドベである

2小野の差しが 1宮下に届いてくる 1周2マークで完全に小野が先行し2-1隊形 むしろ面白くなってきたのは3番手争いで 3関野龍6阿波そして4前本と三艇の接戦になる この2マークで外を全速で回った関野龍が単独3番手になる 関野は勝率2点台のB2だが やはり好枠三者

前本と阿波のプレッシャーをうける関野

3周1マークを抜けたところで 関野と前本の艇間が 2艇身に縮まった 

最後の2マークでも握り込む関野だが 前本の容赦ない差しハンドルが ふところに入ってくる!!

しかし届かなかった 3関野が3着だった

 

仮に2-1-4だと15.9倍しかなかった しかし関野が3着に入ったので 2-1-3 89.7倍 配当が5倍以上になる 

今節のまるがめ8R ここまでの4回で 最高の配当だ 

まるがめ8R的には ずいぶんつけた そんな印象だった

【ボート】11/8 児島・オールレディース最終日 優勝戦(前編)

  1. 大山千広
  2. 海野ゆかり
  3. 金田幸子
  4. 長嶋万記
  5. 堀之内紀代子
  6. 日高逸子 

 

スタ展で日高が動いた といっても 大外からひとつ内の5コースに 形式上は 堀之内と内外が入れかわっただけ

 

オール三連対のふたり 大山と長嶋

長嶋が準優で負けたため 準優を逃げ切った大山が1号艇をつかんだ 大山が逃げ切った5日目11Rのレースタイムは1.46.6 これは2着の日高に実に3.9秒も水をあける 出色の時計だった

 

さて 1号艇をゲットした大山が断然の人気になる 

3連単の三桁(みけた)オッズは 1-24-24の2点 

2海野は2日目の12R以外すべて舟券に絡んでいる 

かといって舟足的に4長嶋は3連単の買い目から外しにくい 

1-24-24の2点は 3連単のシェアにおいて20%以上を占めていた

6名のなかでいちばん人気がないのは5堀之内で 6日高は3着付けならば 3金田と同程度に売れている

 

人気度を可視化するならば

 

1>>>>2=4>>>3≧6>5 

 

というふうになろうか(適当である)

【NAR】11/8 園田3R C2四3歳以上

ダート 1400m

天候:晴  馬場:良

賞金 1着350,000円

 

転入以降4戦2勝2着1回と破竹の勢いあるミニョンヌ(吉村)が1番人気 あまり差がなく 前走C3戦とはいえまくって4馬身差の圧勝劇を演じたアグネスフォース(小谷)が2番人気 人気2頭の一角崩しとしては アグネスフォースのごとく前走C3戦とはいえまくって3馬身差の圧勝劇を演じたサルバドールサクラ(永井)が3番人気だった

以下 大井C3から園田にやってきた移籍初戦馬フレンチフローラル(永島)が離れた4番人気 3走前にC3戦とはいえまくって7馬身差の圧勝劇を演じ 今回減量騎手起用のフジヤマイサン(△石堂)が5番人気だった

 

好スタートから大外11番枠のスーパーピロボール(松本幸)が押しまくる 

しかし中枠の人気馬ミニョンヌがスーパーピロボールを牽制し自分で行こうとする 

インの3番手にもう一方の人気馬アグネスフォースがもぐり込み 移籍初戦フレンチフローラルが外の4番手 

5番手の外に3番人気のサルバドールサクラ 

サルバドールサクラの内にトミケンプレミオ(中田)がいるが前に馬を置いているのに激しく口を割っている 

フジヤマイサンby石堂くんはインの7番手 つまり中団待機でじっくりと構える

 

2コーナーを先頭でカーブする本命馬ミニョンヌ 

このままスローペースの逃げで押し切りたいーーが そこは園田 そうは問屋がおろさない

人気薄のトーコープラネット(田野)が まくってまくって 向正面入り口では もうアグネスフォース・フレンチフローラルのすぐ外まで来ている

この日誕生日だった田野豊三 だから積極的に行ったかどうかは知らないが トーコープラネットを押し上げ 押し上げ あっという間にミニョンヌとスーパーピロボールの外に並びかける

 

前3頭雁行状態

田野の動きに呼応するかのように いつの間にか今話題の門別競馬から帰ってきた永島太郎のフレンチフローラルが上がっていく 

アグネスフォースはインの5番手になったが 前4頭は射程圏内だ

以下 サルバドールサクラ→トミケンプレミオ→フジヤマイサンという隊列

 

スーパーピロボールがあっさり失速し 3角 内ラチ沿いに逃げる本命馬ミニョンヌ アウトからフレンチフローラルが競りかけ 最初にレースを動かしたトーコープラネットは ミニョンヌとフレンチフローラルの間にいるものの 手応えが怪しく徐々に交代していく と思いきや 誕生日男の意地か!? むしろトーコープラネットのアウトにいたフレンチフローラルのほうが手応えが怪しくなり トーコープラネットがミニョンヌの外で併せ 粘り続けている!

イン3→イン5で前をマークし続けていたアグネスフォースが外に持ち出し4番手

 以下トミケンプレミオが内を突き サルバドールサクラが外を回すが この2頭が直線に向いたとき もうミニョンヌはとっくに200のハロン棒を切っている

 

ミニョンヌが3馬身半差の逃げ切り そしてトーコープラネットが 田野の誕生日まくりが功を奏したのか 後続に3馬身差をつける2着 

この激走により 馬単は5090円 馬複でも3450円つけた

3着は2番人気のアグネスフォースだったが 内ラチ沿い ほぼ最短距離を通っていたのに 勝ったミニョンヌとは1秒1も差をつけられる完敗だった

 

じつに園田競馬らしい 向正面手前からレースが動く 将棋で言えば「急戦」のようなレース 立役者はトーコープラネットの田野豊三 誕生日でヤル気もあったか? 2着に残しているんだから 文句のつけようもない

 

 

(参考資料)地方競馬全国協会公式WEBサイト(2018年11月9日閲覧)

【ボート】モーニングレースという慰め

きょうは 寝起きが苦しくなかった 珍しいことで 素晴らしいことだ

ぼくは寝起きがいちばんつらい

それでいて 圧倒的な早起きである

たいていは午前6時までに起きる 午前4時より前に目覚めることもある

冬が近づき カーテンを開いて 仏頂面で窓を覗くと 6時前でも 外が真っ暗という季節になってきた

朝というよりは 朝がくる前に目が覚める

 

そうなると  街は眠っているので 自然 手持ち無沙汰になる

ボートレースの「モーニングレース」は 東京生活末期から ぼくにとっての「一日の『打ちはじめ』」である

とくに平日

  • 地方競馬は1レースが遅い
  • 競輪にもモーニングレースはあるが毎日ではない

要するに地方競馬や競輪が始まるまで 間がもたないのである

『もっと朝にやるべきことがあるだろう!』

ごもっともだ ただ 多様なライフスタイルを 認めてほしいと思う

東京時代は 平日の昼間 街を歩き回っていても 世間の冷たい目など微塵も感じられなかった

東京(23区)は 万民のライフスタイルを認めてくれた

と思うようになったのは 鳥取県米子市に住み始めてからだ

 

鳥取県境港市とともに 米子市は 山陰地方のなかで 突き抜けて人口密度が高い 過疎ってるわけではない まぁ 島根県松江市鳥取県鳥取市を 人口密度で圧倒していることに関しては 『平成の大合併』というからくりが潜んでいる が ここではこれ以上触れない

米子市が山陰地方の自治体のなかで飛び抜けて栄えており 中国4県(鳥取・島根・岡山・広島)に範囲を拡げても 上から数えたほうが断然早いほど 栄えているのは 認める

ただ同時に 東京都心とは反対に 平日の昼間 街を歩き回っていると 後ろめたさを感じずにはいられない それが米子という都市だ 旧松江市広島市岡山市倉敷市とはちがうのだ

 

山陽地方へのあこがれ──

 

鳥取県米子市で インターネットでモーニングレースの舟券を買うという行為は もしかしたら 米子市という狭い世間から浮き上がっている自分への セルフケアなのかもしれない

 

11/8 児島・オールレディース5日目 5R『日替艇食戦』

 最寄りのボートピアが ボートピア松江 ボートピア松江は児島の管轄なので つまり ボートレースファンとしての ぼくの事実上のホームプールは 児島だということになる

 

 さいきん『朝得ガァ~コ戦』『昼得クラリス戦』というシード番組のほかに 5Rに 見慣れない副題がつくようになった 『日替艇食戦』である 日替わりというからには 毎日A級選手の配置が変わったりする番組なんだろうか? いまだに『日替艇食戦』は個人的に謎が多い というか基本コンセプトを 把握していないだけだけれど

 

余談 今節の序盤は 黒明さん*1が展示解説ではなかった 別のひとが解説だったので「黒明さん体調崩したのかな?」と思っていたが きょう中継を開くと 解説が黒明さんに戻っていた

 

11/8 児島・オールレディース5日目 5R『日替艇食戦』

まず級別の配置をみる 4・5・6号艇がA級レーサー 一方1・2・3号艇はB1レーサーである 4号艇にこのメンバーで唯一のA1である寺田千恵 5・6号艇は若狭奈美子・岸恵子であった

 

ならば桐生の『目玉レース(1R)』のように4号艇のみA級レーサーを配するような番組かと思いきや テラッチの外にもA2級がふたりいるので 児島のこのレースは 桐生1Rよりも外がいっそう強くなるような番組なのか と思いきや 1号艇が田口節子だった そう まだ復帰明けの田口はB1だったのだ シード番組という構造が根底から崩れていくような……

ちなみに 確認してみると やはり『日替』艇食戦という名前の通り 毎日 A級レーサーの配置が変わっている 可変的なシード番組 といったところか 児島以外の場で この『日替艇食戦』に類するシード番組は 見たことがない

ただ 先述のとおり1号艇が田口なので きょうの日替艇食は A級レーサーが4人もいるようなものだ

 

1田口・2池田紫・4寺田・5若狭の4名が準優メンバー 6岸は予選落ちと苦戦 おなじく予選落ちの3竹野とともに本日一回走りである

スタ展枠なり 人気はやはり1号艇の田口 カド戦が見込まれる4寺田が対抗格で 1-4-25 の2点のみが10倍未満だった

 

 

枠なり3:3 1田口が好スタート 2池田紫3竹野4寺田5若狭 四人を寄せ付けず圧逃体制になる 6岸は遅れたシンガリ

ひしめき合う2着争い バックでは2池田紫が1艇身ほど出る 2マーク 小回りになる池田紫 5若狭がうまく切り返し握って池田紫に迫る 4寺田は4番手と遅れをとってしまう

2周1マークで果敢に握ってアタックするは5若狭 しかしこの全速は流れ気味で2池田紫の2着が濃厚になる 若狭は4番手の竹野に水をあける テラッチの順位がどんどん下がっていく

ここからが歴代女王の意地で 気迫で巻き返し 5若狭を追い込むところまで行く4テラッチ しかしコンマ3秒届かない 4着だった 3着は若狭

 

1-2-5 3連単は1950円 7番人気だった

 

*1:黒明良光。艇史に残る名レーサー。笹川賞でファン投票1位(Wikipediaからファン投票結果の記述が消えたのでソースがなくなった…)になるなど人気も随一だったという。コーヒー以外の飲食物を断って減量するなど逸話が多数

11/8 芦屋(二日目) 1Rだけ

住信SBIネット銀行賞 

3世代バトル

 

1R サンライズV戦

まずスタ展で動きがあり 136425の順となった 唯一のA級レーサーで勝率もダントツの1高倉から 121期の5高木圭大を除きまんべんなく売れる 1-3-246の3点が10倍未満だった

 

世代的には 5000番台の5高木圭太以外にも 20代選手があとふたりいた 1高倉と2蒲原である 4宮内と6谷口が50代のベテランである

 

進入は 展示と同じ順で 136/425 スローの三艇が好スタート こうなれば1高倉の逃げで他を寄せ付けない ほかのスロー進入の3吉本と6谷口が流れ気味になり 5コースから黒いカポック 2蒲原のまくり差しが入った 3着は3吉本が守り通し 終わってみれば1-2-3

 

1-2-3 1060円

11/7 芦屋(初日) 1Rと2Rだけ

住信SBIネット銀行賞 

3世代バトル

 

1R サンライズV戦

唯一のA1級で1号艇の滝沢が当然のごとく1番人気 スタ展枠なり 滝沢の2着としては2永田・3樋口・5谷が人気を集め 勝率が低くキャリアが浅い4中村と 勝率は2番目に高いが枠が遠い6大場は 人気を落としていた

 

なおこのメンバーで最年長は1滝沢 最年少は2永田 しかし4900番台の4中村が なぜか永田より1歳年上なのである

 

進入は枠なり3:3 カドの4中村スタート劣勢 それを見たか5谷が5コースまくりを敢行するが 1滝沢が受け止める 差す2永田 1マークで3樋口が大きく振り込む

2マーク 2永田を行かせておいて5谷が俊敏に差す 6大場が永田との3着争いに食い込んでくる

そして2周1マーク 2永田が思い切って握り 6大場を抑えようとするが 流れてしまい バックで艇間が3艇身近くに広がる 2周2マークのターンで決定的に差は広がり 6大場が3着

 

 

1-5-6 1080円

 

 

2R サンライズW戦

インのA2級レーサー渡邉と4号艇のA1級レーサー杉山で人気は二分 ただし若干ながら1渡邉のほうが頭では売れていた 1-4-235の3点が 3連単で10倍未満だった 

 

世代的には 登録番号4966の6田川大貴の若さが目につく まだ20歳だ いっぽう3北川敏弘は56歳のベテランレーサー 北川と田川が親子でもおかしくない なお北川ははやくも大整備を施していた

 

ここも枠なり3:3 1渡邉と3北川が好スタートも その間の2吉本が凹む 渡邉の壁がない しかし伸び返す吉本 1マークで 握った北川も スリット後寄せてくる北川をブロックした吉本も流れ気味になり そのスキに5田野邉のまくり差しが入り込んでくる その間に渡邉がアッサリ逃走体制を築いていた 

2マーク 4杉山の切り返しにより5田野邉に行き場がなく 杉山と3北川に田野邉は遅れをとり2番手から4番手に後退する 田野邉は内にもぐり込むが 2周1マークで杉山に包んで交わされ 北川にも懐を差され 大きく遅れをとり 結局1-4-3

 

1-4-3 700円

ぼくの知らない名馬伝「サクラバクシンオー」~マイルへの憧憬~

重賞の クリスタルカップを勝ったあとで オープン特別の菖蒲ステークス 府中の千四に参戦して 勝てた 1200メートル以外のレースでも 勝つことができたのだ

さぁ ダービーなど眼中にない かといってNHKマイルカップなんて この時代にはないし バクシンオーの目標は NZT4歳S 当時は 府中の1600メートルで施行されていた 

NZT4歳は 1988年にオグリキャップが出走して大楽勝したように なんらかの事情で クラシック路線に乗ることのできない馬にとって しばしば G2ではあったけれども そうまさに のちのNHKマイルカップのように 「春の一大レース」として とらえられていた バクシンオーの2年後の1994年 マル外牝馬ヒシアマゾンが参戦して 勝っている――そういうレースだった

 

ただ バクシンオーには この馬には 1600メートルですら 「長すぎた」

1番人気は稀代の過剰人気馬セクレタリアト産駒の外国産馬ヒシマサルで 単勝支持率50%近く 2番人気が菖蒲ステークスでサクラバクシンオーに負けているはずのエーピージェット単勝オッズ3.7倍 バクシンオーは 前走でエーピージェットに勝っているのに 7.4倍の3番人気という評価に甘んじる もう当時のファンも いろいろと察していたのかもしれない

そして 案の定 バクシンオーはケチのつけようのない大敗 勝ったのは ヒシマサル というのは嘘で 4番人気のシンコウラブリイだった シンコウラブリイも もちろん現役時代は知らないが マイル戦がベストのG1馬という認識 府中マイルというこの舞台で ダントツ人気のヒシマサルを負かし バクシンオーを相手にしなかったのも うなずける

 

夏を休んで またマイルを使う 長めの距離に固執しているようにも思える シンコウラブリイの調教師がかつて言っていたとされる 「すべての馬は本質的にマイラー」という出所不明の「思想表明」じゃないけど やはり1992年 高松宮杯はまだ2000メートルのG2時代 スプリンターズステークスを勝つだけでは物足りないし 1984年のグレード制導入と同時に 安田記念がG1化 『マイルチャンピオンシップ』なる新設競走がいきなりG1としてお目見えしたり マイルのG2以上のレースを勝っておきたかったのも 時の宿命がさせたことなのだろう

で 京杯オータムハンデ 中山芝1600のハンデ戦という条件は いまと変わらない ハンデ戦G3ゆえか 1番人気のハギノスイセイでも3.6倍と 割れていた 岡部騎乗のビーバップが5.0倍で2番人気 バクシンオーは斤量54キロで6.9倍の3番人気

さきほど 「もう当時のファンも いろいろと(適性を)察していたのかもしれない」から NZT4歳でエーピージェットより人気しなかったのかな? と書いたけれども 古馬に混じったこの京王杯AHでも ファンの評価はそんなに変化していない 前走・NZT4歳で 3番人気7着だった馬が 初の古馬重賞で また3番人気になる

そしてバクシンオーは健闘した 伏兵トシグリーンと 1番人気・ハギノスイセイには先着されたものの 3着 しかも勝ったトシグリーンとは 着差が0.2秒しかなかった

マイル以上の距離での限界が露出していたバクシンオーが この京王杯AHで ここまで人気していたのは 正直理由がわからないが マイルの重賞で好走した この事実が 境勝太郎小島太をポジティブにさせてしまったはずで 次のOP特別もマイル戦 府中の多摩川ステークス 勝つ手応えを調教師と騎手は感じていたはずだが 落とし穴が待っていた

 

 

ぼくの知らない名馬伝「サクラバクシンオー」 ~適性という詐術・ブルジョワ気質・距離短縮の美学~

 

www.jbis.or.jp

 

もし サクラバクシンオーの距離適性について 「とくに1400以下では【無敵】だった」とほざいてるやつがいたとしたら そいつは当時の中央競馬をリアルタイムで観ていないか そもそも「名馬を語る」という営みに不向きなのだ

 

サクラバクシンオーは ダートだった新馬戦勝ちを含め 1400メートル以下で12戦11勝 ただ一度負けたレースが問題で 旧4歳の下半期 キャピタルSを快勝して はじめてのぞんだ 1992年スプリンターズステークス この馬は3番人気に押されるも 6着に敗れているのだ

 

しかしまた 6着とは 気持ちの良い惨敗っぷりである サクラバクシンオーが 1200メートルのレースで負けたことがあって しかも6着 3着以内どころか 掲示板にも表示されなかった この92年スプリンターズステークスは ニシノフラワーヤマニンゼファーで決まった あとから見れば 強い馬のワンツーで 妥当な結論がくだされたような感じだ 強い馬ワンツーで1650円という 馬連配当は なんとも微妙な気がするが まぁ要するに 得意分野でも 初めてのG1挑戦 あのサクラバクシンオーでも 絶対といってもいい得意条件で 「格負け」する この事実 前走のキャピタルSは OP特別 競馬は「格」「クラス」がすべてだとは 言えない だけれどもしかし 相手強化で 92年スプリンターズSのバクシンオーは 圧巻の負けっぷりである

 

 

さて サクラバクシンオーについて 個人的に言いたいことは あらかた書き終わってしまった が この馬は 種牡馬としても息が長く 成功をおさめた この記事では 小島太が最後の愛のムチをふるうまでしか 書ききれないように思う

 

サクラバクシンオーは 1989年4月に 早来の社台ファームで生まれた じつはれっきとした社台系の馬で しかも早来社台ファームということは これは今で言うノーザンファームだと思う 馬主・冠号と生産牧場にまどわされてはいけない

 

そうはいっても 父はサクラユタカオー 母もサクラハゴロモ ということで ちゃんとサクラ一族 とはいっても 母母クリアアンバーは アメリカ産の輸入牝馬 母父もノーザンテーストというところに 社台の痕跡と いってみればブルジョワ色が 残る

サクラユタカオーについて軽く触れておくと この種牡馬テスコボーイ産駒で 現役時代は 86年の天皇賞・秋を勝った 走ったレースが少ないので 競走馬としては 「印象」という意味では ワンパンチ欠ける馬だったかもしれない 2000メートル前後に良積が多く たいがいは中距離馬として振り返られる馬で しかしその中距離馬ユタカオーから ロードカナロアが出るまでJRA史上最強短距離馬と言われていた バクシンオーが輩出されるのである 血統の取り扱いはときに危険をはらむ

 

境勝太郎 新馬はダートでおろした とはいっても中山ダート1200メートル ところでダート短距離の新馬って 今のJRAではあまり注目されてないような気がする どうしても 今ごろであれば 東京・京都・阪神の 芝のマイル以上の 良血馬が出てくる新馬戦に みんな ぼくも含めて 目が行ってしまうのだが かつて どのあたりまでだろうか 20世紀末期までは 最強クラスの競走馬がダートでデビューしたり ダート路線で下積み時代を過ごした そんな例が目立った ような印象が ある

 

そしていきなり次走のマイル戦(黒竹賞)で負ける といっても2着だが そして距離短縮した次走の1200m戦であっさり勝つ 3月の桜草特別だ そして距離を3ハロンも延長したスプリングステークスで 穴人気だったのに ムキムキマンミホノブルボンに大差で負ける(12着) それでクリスタルカップに登録して 俺の庭だ3ハロン距離短縮だ1200だ~ と 重賞初勝利を飾るのである

ここまでデビューしてから5戦 中山でしか走っていない

 

 

 

 

ぼくの知らない名馬伝 前置き

タニノギムレットから ワグネリアンまで 17年分しか 東京優駿を観てこなかった 若僧でやんす だから むしろ じぶんが リアルタイムで体験しなかった競走馬のほうが 語りやすかったりする

 

 

ツインターボは断じて『名』馬とは認められない!」 

 

たとえば こう 強硬に主張する 長いファンのかた けっこう居られることかと思うが 勘弁していただきたい

この企画では ツインターボも 「名」馬という枠内に 入るという設定です なぜなら? 論理的に 書くのは 得意じゃないな ここで 出てくる出てくる常套句

 

『G1馬必ずしも名馬にあらず』(キリッ)

 

だって ぜったい タカラスチール(86年マイルCS勝ち馬)より ツインターボのほうが インパクト強いじゃん ツインターボだって 重賞勝ってるんだぞ オールカマー 強い相手に 圧勝してるんだぞ(あのときはGⅢだけどさ) まあG1では逆噴射の連続だけどさ確かに 

べつにタカラスチールdisってるわけじゃないです でも なんかさ こう タカラスチールって タカラスチールだから タカラスチールってところあるよね わからない? ごめん ぜんぜんわからないよね

 

個人的にツインターボは 競馬を知り始めたころ ものすごく鮮烈な印象を とあるレースで ぼくに与えたから(もう答えを言っちゃってるもんだ)

 

だから タカラスチールとか ハッピープログレス(84年安田記念勝ち)あたりは 佐藤ワ◯ル氏みたいな方に ぞんぶんに語ってもらうとして 別に各方面にケンカ売ってるわけじゃないけど(でも佐藤ワ◯ル氏は南関の隠れた名馬語るほうに行っちゃうかも おれも語るか 大井のサンドグラスとか)

 

 

次回予告 サクラバクシンオー

9/22 阪神1R

阪神1R 2歳未勝利 ダ1800

 

前走同じコースの未勝利で3着のグレートバニヤンが1番人気 いかにもダート血統の初ダート馬マイサンシャインが2番人気で これまたダ替わりのヒッチコックが少し離れた3番人気 馬連はグレートバニヤン中心に売れており1=8(グレートバニヤン=マイサンシャイン)の最終オッズは2.8倍だった

 

しかし勝ったのは5番人気のメイショウソテツ しかも2着は単勝50倍台のタイセイスキャットで 馬連でも2万馬券 (なお3着にかろうじてグレートバニヤン

 

ダ替わりワンツーでも 競輪の『別線』みたいな決着 波乱だ

 

 

好スタートからグレートバニヤンが逃げ マイサンシャインが2番手でマークし メイショウソテツは内のコルテと3番手で並んでいた

1馬身うしろの5番手にヒッチコックで 6番手に単騎「ぽつねん」とカシノアペックス この時点でタイセイスキャットは後方集団の一角にすぎない

 

4コーナー グレートバニヤン・マイサンシャイン・メイショウソテツがほぼ並んでいる ヒッチコックが4番手に上がったが小崎綾也の手がガシガシ動いている 

直線の入り口付近では タイセイスキャットが 先団3頭の後方の第2集団にいつの間にか取り付いている

マイサンシャインが先行集団からあえなく脱落する 血統ですべてが決まるわけではなかったのだ 粘るグレートバニヤン メイショウソテツと我慢比べになる じわじわ追ってきたタイセイスキャットが残り200付近で3番手に浮上する どういうロングスパートだというのか

グレートバニヤン=メイショウソテツのワンツー濃厚かと思いきや グレートバニヤンがしまいで甘くなる 粘れずタイセイスキャットに交わされ 2着にも残れなかった 前走も3着なのだが いずれにせよ メイショウソテツ グレートバニヤン そして突っ込んできたタイセイスキャット 3頭のうちどの馬が1着になるか 最後の最後までわからなかった 個人的にはグレートバニヤンの詰めの甘さが印象に残った もしかしたら勝ちきれないタイプかもしれない

 

 

ボートレースメモリアル2018 遡行

 ボートファンのひとならご存知のとおり 丸亀で行われたボートレースメモリアル 旧・モーターボート記念は 毒島誠の優勝で すでに幕を閉じた

 毒島誠 先月の若松・オーシャンカップに続く ナイターSG連勝である オーシャンカップでは 決まり手が 2コースまくりだったが 今回は完璧なイン逃げ

 去年の 初ナイター開催だった 下関チャレンジカップの優勝者も毒島であり そういえば 毒島が初めて勝ったSGは 5年前の 「丸亀」「ナイター開催」での 『モーターボート記念』だったね という話の運びに当然なってくるし ぼくは その2013年『モーターボート記念』の優勝戦で どんなことが起こったか 即座に毒島のSG初優勝と結び付けられるぐらいには ボートを観ているつもりである

 篠崎元志がフライングしたんですね

 

 ただ その 5年前の『モーターボート記念』優勝戦を リアルタイムで観ていないという 唐突なパラドックスーーいや 実のところ 優勝戦で篠崎元志がフライングしたという情報は 目に入っていた それに 当時のオフィシャルサイトのSG特別ページで 『モーターボート記念』の趣旨を理解し 出場選手全員の情報を調べるぐらいには ボートに関心はあった

 

「あなたがボートを観始めたのはいつですか?」と訊かれたら 「池田(浩二)の2度目の賞金王」と 答える『準備』は できている 2013年『賞金王決定戦』 若かったから 出目まで覚えている 1-2-3 2連単も3連単も1番人気だったと思う

 で いろいろ思うところあって 平日に地方競馬以外の公営競技にのめり込んでいくようになり その証拠として ぼくが思い出せるのは 翌年のボートレースクラシック(総理大臣杯) 尼崎開催だったが これが松井繁が現時点で最後に優勝したSGだったはずだ そのボートレースクラシック(総理大臣杯)の ネット中継を 余すところなくーーというのは言い過ぎだが 入り浸るように観ていた 準優勝戦で 白井英治イン逃げできていたら 白井が優勝していた可能性が高かったと思う でも 現実では 白井のインが決壊し 白井の優勝戦進出もオジャンになったのだった

 

 その年(2014年)のボートレースメモリアル(モーターボート記念)で 優勝戦 2コースからタッチスタートで 同県の谷村一哉をまくり 白井英治がSG初優勝 これが「歴史的瞬間」だったということは 2000年代前半から白井の『競艇』を観てきた ぼくよりもずっとずっと『競艇』を知っている 長いファンならば ぼくよりも深い認識で 同意を示してくれるだろう と思う

 

 さて 時系列を戻して 松井繁が優勝したボートレースクラシックの次のSGは オールスター(『笹川賞』) ボートを知る前から 『笹川賞』がどんな性質を持つレースだったかということは 知っていても 『笹川』が『ささかわ』と読むことは 知らなかった それでも 『ボートレースオールスター』という公式名称は 公営競技ファンとして しっくりこない

 さあ ぼくは 身寄りがないにもかかわらず マンションの部屋に スカパー! プレミアムを 導入して 速攻で日本レジャーチャンネル(JLC)に加入し 朝から晩まで なかば『作業用BGM』のように流し続けていた 船酔いするレベルで ボートレース中毒になっていた

 それで JLCを導入して 初めて観たSGが 福岡のオールスター(『笹川賞』)だった そのオールスターの中継を どこにも行くあてのなかったぼくは 引きこもりになって 朝から晩まで観ていたのだ

8/25 小倉のメイクデビュー(おまけ付き)

小倉5R 芝2000m (12:05発走

 

ノーザンファーム生産の 吉田勝己の持ち馬で 全兄に京都2歳S勝ち馬のベルラップがいる カセドラルベル に着目しても面白くないので ぼくは 7枠8番のメイショウミチノクという馬を取り上げたい

 

ダンカーク ひっそりと2018年度の新種牡馬なのだが 勝ち上がった馬いるのかよ? とか 失礼なことを思っていたら 未勝利で勝ち上がった馬が2頭いた でも あくまで未勝利勝ちであって 新馬勝ちはいまだ出来ていないダンカーク

ただ 個人的注目馬メイショウミチノクの馬柱の 「父:ダンカーク」には 何も期待していない 「それも酷い話だ」と 自分で自分を責めたりしている

 

メイショウミチノクの馬柱(JRA-VAN)で 最も気になり 僕がメイショウミチノクを取り上げる動機になった記述 それは「代表的兄弟馬 ナガラフラワー 4勝」という記述だ

ガラフラワー 記憶に新しい 今週 北九州記念で走ったばかりではないか 北九州記念はダメだったが CBC賞で9番人気2着 前々走 人気薄で賞金を加算しているのも 新鮮な記憶 ただ 北九州記念CBC賞も 同じ馬に負けたが

CBC賞で 「短距離の差し馬」というイメージが濃厚になった ナガラフラワーだが 3歳時に 2200mのすみれステークスと2000mのフローラステークスを闘っている しかしながら 「短距離の差し馬」というイメージが定着して 3歳時に中距離レースに挑戦していること なかなか気づかれにくい点だと思うし 実際僕もいま知ったばかりだ

 

肝心なのは 明日メイショウミチノクが出る新馬の条件が 「芝 2000m」であること 短距離馬というイメージが強いナガラフラワーの半弟が 2000mの芝でデビューする

だがしかし! メイショウミチノクを芝2000mでデビューさせるのは 決して理にかなわないことではない なぜなら 半姉ナガラフラワーは阪神の芝1800mの新馬でデビューし しかも勝利をおさめているからだ だから 「ナガラフラワーの下」だからといって 過小評価してはいけないのではないか ただし ガラフラワーの父はダンスインザダークだった ダンカークの中距離適性は わからない

 

 

ここから余談(おまけ)

それにしても 初期は中長距離の大きいところを目標にレース選択されていた馬が 「マイル」や「スプリント」に『転向』したあとで 大レースで好走することは よくあること というか もはや日常茶飯事だと 僕は思っている ナガラフラワーにとってのCBC賞が「大レース」であるかどうかは釈然としないが とにもかくにも 『転向マイラー』『転向スプリンター』は 何頭も思い浮かぶ 具体例を出すのが面倒くさいぐらいに 存在している『転向マイラー』『転向スプリンター』 なんだかこれ 『転向左翼』みたいな呼び方で いかがわしいが 僕がたったいま思いついた呼称で 正直 『転向左翼』『転向文学者(←こんな呼び方あったっけ? 忘れた)』のような言葉遣いを 意識しなかったといえば 嘘になる 

いま『転向文学者』なんて呼び方あったっけ? と書いてしまったばっかりだが 『転向文学』という概念は たしかにある いや ないとおかしい だれも日本文学史が書けなくなる 僕がまっさきに思い浮かべた『転向文学』現象を代表する文士は 高見順 たとえば このブログで登場する頻度の高いアドマイヤマックスくん 彼は菊花賞2番人気という事実を残しているが 古馬になって 安田記念やらスプリンターズSやらで好走 2005年 ついには 高松宮記念を勝ってしまった アドマイヤマックスくんは『転向スプリンター』だったのか アドマイヤマックスくんは競馬界の高見順だったのか? 脱線がすぎるぞ ばると

ナイスネイチャはトウカイテイオーと同じぐらい稼いでいた

30歳になった

 

1988年に産まれた競走馬 日本では トウカイテイオーに代表される世代となる

またもやJBISサーチさんにアクセスして 「1988年産まれ」「中央所属」「平地グレードレース勝ち」でサーチしてみた

そして 総賞金順にソートすると 驚いたことに ナイスネイチャが トウカイテイオーをおびやかす勢いで賞金を稼いでいた 6億円ホースは トウカイテイオーナイスネイチャの二頭だけで トウカイテイオーナイスネイチャの総賞金は約200万円しか違わなかった

 

それでも 賞金王争いで勝ちきれない ナイスネイチャらしい悲哀だ

 

その次に稼いだのがヤマニンゼファーで ヤマニンゼファーに関してはあまり説明はいらないだろう 4位がフジヤマケンザン 

競走馬として 5億円以上稼いだのは トウカイテイオーナイスネイチャヤマニンゼファーフジヤマケンザンの四頭しかいない 5位のスカーレットブーケが3億1千万しか稼いでいないので 今挙げた四頭が 突き抜けて実績を積み重ねていたことになる

 

フジヤマケンザンは ナイスネイチャ同様 G1を勝っていないが レオダーバン菊花賞では3着(なおネイチャは4着) ただ本領を発揮するのは古馬になってから しかも旧7歳以降が全盛期で 「香港国際カップ」優勝の殊勲は 旧8歳時のときのもの

もちろん1995年だから トウカイテイオーヤマニンゼファーはとっくに引退していて ナイスネイチャもさすがに……と思っていたら なんと現役を続行していて 96年まで走り倒していた 95年の京都記念ワコーチカコの2着に入ってたりする

フジヤマケンザンも96年も走り続けていて ラストランは マヤノトップガン1強の宝塚記念 5着で掲示板に乗ることができた 前走の金鯱賞では 8番人気の低評価に反発し1着 このとき旧9歳馬で 当時の文脈では 現役期間が長すぎて 「オジン」みたいな扱いに最早なっていた そんな気がしてくる

旧9歳時現役なのは ナイスネイチャも同じで フジヤマケンザンとは比べられないぐらい 衰えていて それでも96年11月のアルゼンチン共和国杯まで 現役で走り倒していた しかしながら そのアルゼンチン共和国杯の勝ち馬は エルウェーウィンであって 92年朝日杯の勝ち馬なのでオワコン扱いされていたのか 14番人気だったものの あまりの低評価に激怒したのか 劇的な復活勝利であった なんと92年朝日杯以来の勝ち鞍 その92年朝日杯では あのビワハヤヒデを倒している テイエムオペラオーとは違う意味で エルウェーウィンは92年朝日杯で「ハナ差圧勝」だった