大種牡馬に訊く 安田記念(2003年以降から10鞍)

 

この談話は完全なフィクションです

 

2003年(勝ち馬・アグネスデジタル

アグネスデジタル(1着)「前走の交流重賞かきつばた記念)で4着と複勝圏内に入れなかったので、あまり信用されていませんでした」

 

アドマイヤマックス(2着)「武豊さんが乗っていたのに、6番人気に過ぎなかったので、ちょっとイラッと来ました

 

ローエングリン(3着)「5戦連続で連対、そのうち4勝しての安田記念でした。僕としては、胸を借りる立場で臨むつもりだったのですが、1番人気になってしまって、力んでしまいました

 

2005年(勝ち馬・アサクサデンエン

ダイワメジャー(8着)「2番人気でしたが、ノド鳴りから復帰してダービー卿を勝てて、自信こそついたものの、まだ古馬G1を勝ち切れる実力が備わっていなかったのだと思います」

 

2006年(勝ち馬・ブリッシュラック

ダイワメジャー(4着)「この年も2番人気でしたが、勝った香港のブリッシュラックには、とてもかないませんでした。

この年は秋に天皇賞マイルCSを勝てて翌年のドバイミーティングに連れて行ってもらえましたが、アドマイヤムーンに置き去りにされてしまいました。この悔しさをバネに、今年こそは安田記念を絶対獲るぞ!!』 と決意した記憶があります」

 

2007年(勝ち馬・ダイワメジャー

スズカフェニックス(5着)「高松宮記念を勝って1番人気でした。それに関するプレッシャーは特になかったんですが、ダイワメジャーさんの気迫と先行力には、圧倒されるほかありませんでした

 

2008年(勝ち馬・ウオッカ

スズカフェニックス(5着)「前年と同じ着順で、掲示板は確保できたのですが、100回やってもウオッカちゃんには勝てなかったでしょう」

 

2009年(勝ち馬・ウオッカ

ディープスカイ(2着)「昨年秋の府中で2回あたっていたので、ウオッカさんの強さは存分に知っていました。俺だってダービー馬なんだぞ、というところを是非見せたかったので、『人馬一体で行こう!』と乗り役の四位さんと綿密に呼吸を合わせて、ほぼ100点満点の競馬ができました。ですが、<彼女>には、計算が通用しなかったのでした……」

 

2010年(勝ち馬・ショウワモダン

リーチザクラウン(14着)「なぜ1番人気だったのか、まったく思い出せないし、1番人気だったという事実も、あなたに言われるまで知りませんでした

 

2013年(勝ち馬・ロードカナロア

ロードカナロア(1着)「この前のオークス観た!? アーモンドアイ。距離適性なんて、『砂上の楼閣』。適性論で予想を売る時代は終わったんだよ、たぶんwwwww

 

2014年(勝ち馬・ジャスタウェイ

ジャスタウェイ(1着)「カナロアさんと同じような考え方をぼくも持っていて。『馬場やら枠順やら鞍上やら距離やらコースやら展開やら関係なしに、強い馬が勝つ』というのを、あの極悪馬場のレースでは証明したかったんですよ。ただ、三浦くんを捌くのには苦労しました

 

2016年(勝ち馬・ロゴタイプ

ローエングリンロゴタイプの父

涙が出たね、ずっとロゴは負け続けていて、歯がゆかったから……。しかもモーリスに勝ったんだもの、相手は世界的名馬だからね。田辺騎手には足を向けて寝られないです。

 

 祝勝会の翌日に、後藤さんの墓参りに行きましたよ

 

 

 

園田 第56回のじぎく賞

兵庫勢

アンナラヴェリテレコパンハロウィーは 前走で同着だった

この条件でアンナラヴェリテの枠は有利な枠だと思う レコパンハロウィーの前走の上がりは 速かった

 

スウォナーレ菊水賞でもがんばっているし 鞍上が小谷になってオッズが甘くなるなら一撃があってもいい

 

メイクアラッシュは2連勝中で 前々走 アンナラヴェリテに勝った 勢いは矢印上向き

 

 

道営2頭

エグジビッツはハナを切る勢いで飛び出したい

 

プリムラジュリアンは勝ち負けは厳しそうだ

 

その他の地区

大井のアクアレジーナは前走人気薄で佐賀のル・プランタン賞2着 今回は8枠12番 3連単の売れ行きを参考にすると6番人気あたりか

 

私見

メイクアラッシュが意外と売れていない

レコパンハロウィーがエグジビッツと人気を争っている しかし「決め手本願」と思しき馬に全幅の信頼は置きづらい

スウォナーレがまったく売れていない 穴狙いなら この馬から手広く行くのもありかもしれない 資金さえあれば

大種牡馬 川崎競馬の最終レースを予想しよう

サンデーサイレンス「ガハハハ!!!!! 川崎マイラーズ史上に残るデッドヒートで、われらがSS一族のウェイトアンドシーとオメガヴェンデッタがワンツーフィニッシュ!!!!!!」

 

吉原・・・、(平山)真希ちゃん・・・どうして・・・

 

サンデーサイレンス「ん? そこにいるのは、もしかして、ゴーストザッパーくんかな?」

 

ゴーストザッパーサンデーさああああああん!!!!! きょう羽田着の便で来たんですよおおおおおお!!!!!! なんですかこの仕打ちは!!!!!!

 

サンデーサイレンス「『仕打ち』とかいう言葉を、使ってはいけない!!!!! 吉原君は一生懸命追っているし、真希ちゃんも一生懸命仕上げているんだから!!!!!!」

ゴーストザッパー「ほんとうですか? 吉原、ほんとに一生懸命追ってましたか? いまーー」

 

おーっと、ゴーストザッパーくん、ストップストップ

ゴーストザッパー

 

アメリカの名馬。11戦9勝で、ブリーダーズカップ・クラシックはじめG1四勝と、ほぼ完璧な戦績。日本での代表産駒にワイルドフラッパーなど。

 

ゴーストザッパー「ポイントブランクは! ぼくの! 日本での! 貴重な活躍馬なんです!!」

サンデーサイレンス「長い目で見守ってやるんだ。とくに最近は、一度歯車が狂うと、やれ早熟だやれ早枯れだ、云々とーー」

 

止まるんじゃねえぞ・・・最終の締切まで時間がない

 

ゴーストザッパー「こうなったら最終にぶちこんでやる!! あの、この競馬新聞、見方がわかんないんですけど!!」

サンデーサイレンス「しょうがないなあ、有力そうな馬を教えてあげるよ」

 

川崎12R 緑陰(りょくいん)とくべつ

アルディバイン

「近2勝がいずれも9番人気と、なかなかの食わせ者だ。もっともこのレースでは人気馬の一頭だけどな」

 

サンローズ

「格下のC1から上がってきた馬だな。全然人気してないぞ、前走2着なのに。勢いを買うなら買うんだな」

 

プレミアムゲーム

「中央からの再転入馬だ。約1年前の3歳戦以来、勝ち星から遠ざかっている」

 

ナイトフィーバー

「川崎に来てから、使い方を試行錯誤してる感じだな。でも、サウスヴィグラスの意外性もあなどれないぞ」

 

ゴールデンパピオン

「連穴ならこの馬かな。内枠でうまく足を溜められるかどうかだ」

 

ケイティーテンリウ

「内枠先行馬で意欲の遠征・・・ふつうなら買いだと思う。ただ、きょうは、果たして内枠有利かな?」

 

ジョーフリッカー

「小久保厩舎の生え抜きで、全3勝中2勝が川崎の馬だ」

 

トーアチチカカ

船橋馬だが川崎が得意だ。3連勝馬券には必須だな」

 

 

締切のベルが鳴った。

果たして、ゴーストザッパーの勝負は!?

1991年の中央リーディングサイアーについて

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いつもお世話になっている「JBISサーチ」で、過去のリーディングサイアーランキングを閲覧することができます。

 

ここでは、ランキングではなく、「出走回数/頭数」や「アーニングインデックス」といった『項目』に注目して、91年に活躍した種牡馬を考えていきたい。

 

出走回数

トウショウボーイノーザンテーストの数が抜けています。トウショウボーイはリーディング2位、ノーザンテーストは1位です。出走回数はトウショウボーイのほうが上回っています。その次に出走回数が多いのがノーザンディクテイターです。リーディング19位にすぎないのに……

 

出走頭数

リアルシャダイ(リーディング5位)が、ノーザンテーストトウショウボーイをおさえて最多頭数です。

 

勝利回数

ノーザンテーストがダントツ。

 

勝利頭数

ここもノーザンテーストの頭数が抜けています(58頭)。

 

重賞勝回数

ノーザンテーストモガミが6回でトップタイです。

 

重賞勝頭数

ノーザンテーストが最多。

面白いのはシービークロス。リーディング42位にもかかわらず、全て違う馬で重賞を3勝。当然タマモクロスは引退しております。

 

アーニングインデックス(全般)

こういうのは順番にソートすると外国の種牡馬が多くてあてにならないのですが、リーディング24位のメジロティターンが珍しく上位に来ています。メジロマックイーンのほかに、メジロマーシャス函館記念を勝っているのです。

 

アーニングインデックス(重賞)

ここも国内の種牡馬メジロティターントウショウゴッドは、ヌエボトウショウ1頭で稼いでいます。その次がタケシバオーで、リーディング10位以内の種牡馬ではホリスキーが最高です。

 

重賞の収得賞金

ここではトウショウボーイノーザンテーストをわずかに上回ります。全収得賞金に比して重賞で稼いでいるのがノノアルコ。無理もない、ダイユウサクがいるのだから・・・。

優駿スプリントトライアル アヴァレソー

エンドスウィープ

フォーティナイナー産駒。日本にも輸入され、早逝ゆえ短かった種牡馬生活のなかで、スイープトウショウラインクラフトといった名牝、アドマイヤムーンサウスヴィグラススウェプトオーヴァーボードといった日本競馬に少なからぬ影響を及ぼしている種牡馬を輩出した。 

 

どうも、エンドスウィープです。

わたしの息子のプリサイスエンド産駒のアヴァレソーが、先程行われた優駿スプリントトライアルで優勝いたしました。

これで、川崎の900mは2連勝になります。

というか、アヴァレソーは、900m以下でしか勝っていません。

なので、優駿スプリントでの距離延長が非常に心配です。

 

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母のアルセイドはアグネスタキオン産駒で、ロックドゥカンブが勝利した新馬戦で穴人気しましたが、惨敗。その新馬戦を最後に引退してしまいました。

 

大種牡馬 TCK 北米組でいがみ合い

サンデーサイレンス「あっ!! ミスタープロスペクター…」

 

ミスタープロスペクター「今宵は無敗の羽田盃馬の誕生だYO!!」

 

エンパイアメーカー「あ、どうも、サンデーサン・・・」

サンデーサイレンス「○(#゚Д゚)=(  #)≡○)Д`)・∴'.バコッ」

 

エンパイアメーカー「ひいいいいいん」

サンデーサイレンス「俺はファミレスじゃねえ!」

 

エンパイアメーカー「ど、どうも、相変わらずの活力で安心しました」

 

「エンパイアさん、サンデーサンって屋号、もう存在しないらしいよ」

 

エンパイアメーカー「そ、その声は・・・」

 

ブラックタイドどうも愚兄です

 

ブラックタイド ディープインパクトの兄。G1未勝利。しかし、代表産駒のキタサンブラックが、G1を7勝する大活躍。今最もバズってる種牡馬の一頭。

 

サンデーサイレンス「キタサンのあとでそんなに卑下する必要もないじゃないか」

ブラックタイド「(-_-)」

サンデーサイレンス「顔色が冴えないぞ、どうした」

ブラックタイド「弟がですね」

サンデーサイレンス「ディープが?」

ブラックタイドイギリスのダービーもフランスのダービーも勝っちまいそうなんです。゚(゚´Д`゚)゚。」

サンデーサイレンス「ま、まだわからない」

ブラックタイド「でも本国の2000ギニーをサクソンウォリアーが勝った!! それで親父は本国に招かれて勲章をもらったじゃないか!! ディープと一緒に!!*1 やっぱ弟より優れた兄なんておらんかったんや!!

 

サンデーサイレンス「・・・(;・∀・)ま、ま、兄弟同士仲良くしよう?」

 

エンパイアメーカー「あのぉ」

 

サンデーサイレンス(無視)

 

エンパイアメーカー「きょうのメインの羽田盃、孫のモジアナフレイバーが出るので、よろしくお願いします」

 

エンパイアメーカー 

ファピアノ種牡馬。日本にいた時期がある。ダンスパートナーとの子どもフェデラリストが、JRAで一瞬の輝きを見せるも、宝塚記念で穴人気した挙げ句失速。

孫のモジアナフレイバー(バトルプラン産駒)が、羽田盃に有力馬の一角で出走する。

 

サンデーサイレンス「そんな馬いたか・・・(競馬新聞を見て) ギョッ!! モジアナフレイバーって馬、1着しか取ってねえ!! ピンピンピンピンだ」

 

ミスタープロスペクター「だから無敗の羽田盃馬が爆誕するって言ったじゃんYO!!」

サンデーサイレンス「は、はぁ・・・」

 

「モジアナフレイバーは人気しすぎです、ハセノパイロは人気がなさすぎです」

 

ミスタープロスペクター「WHAT!? 今の声はWHERE!?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴッ

 

『へ、ヘリだ!! ヘリが降りて来るぞ!!』

 

『まるでア◯◯カの軍用ヘリみたいなでかさだー!』

 

颯爽と登場!

 

サンデーサイレンス「え、エーピーインディ、アメ◯カから来たのか」

エーピーインディ「やあ先輩!! 羽田盃は曾孫(ひまご)のハセノパイロが復活することになっているんですよ」

 

エーピーインディ 

シアトルスルー産駒。現役時にベルモントステークスブリーダーズカップなどに優勝した、北米の超一流馬。

彼の一族からは今回、カジノドライヴ産駒が2頭と、パイロ産駒のハセノパイロが出走。

 

サンデーサイレンス「・・・・・・」

ミスタープロスペクター「・・・・・・」

エーピーインディ「・・・・・・」

 

ブラックタイド(メンチ切り合ってるよ、あの御三方)

 

ブラックタイド「やれやれ・・・」

 

そして愚兄はダイ◯モンドターン行きのエレベーターに吸い込まれていった

 

 

*1:当然、この世界観はフィクションです

大種牡馬 TCK 現地入り

◯2018/5/9 東京・大井競馬場

 

サンデーサイレンス「きょうは俺の曾孫(ひまご)世代の馬が、絶対勝つぞ。」

 

サンデーサイレンスの息子たちも大井入りーー

 

ゴールドアリュール  SS系軍団のダート担当。JRAのダート戦で「とりあえずゴールドアリュール産駒買ってたら何とかなる」という根拠のない説が転化して『困ったときのゴルア頼み』という格言が生まれたとか生まれてないとか。たぶん生まれてない、いま創作したから(誰が?)。

 

アグネスタキオン リーディングサイアー。産駒の早熟性と体質の弱さで有名。ディープスカイからクリンチャーが出てきて、父系の発展に希望を抱く。

 

フジキセキ サンデーサイレンスの初年度産駒でサンデーサイレンス産駒初のG1馬。ホッカイルソーをけちょんけちょんにした弥生賞での壮絶なパフォーマンスのあとで故障引退。同じような戦績のアグネスタキオンと10年以上に渡って比較され続け、ついにはフジ×タキオンの薄い本が出たとかなんとか。※都市伝説です

 

サンデーサイレンス「きょうの羽田盃エスポワールシチー産駒のヤマノファイトが本命視」

ゴールドアリュール「さようでございます」

サンデーサイレンスキャプテントゥーレ産駒のクロスケも上位人気だ」

アグネスタキオン「連下ですが・・・」

サンデーサイレンス「で、カネヒキリ産駒のポンドゼルクは参加賞、と」

フジキセキ「ちょっと待ってください!!!!! ひどくありませんか!? (;´Д`)」

 

「あのー」

サンデーサイレンス「誰だお前」

 

マンハッタンカフェ「誰だお前、じゃないですよ。なんでぼくの交通費出なかったんですか。タキオンのぶんは出たというのに・・・」

 

サンデーサイレンス「あー、そういえばお前もリーディングサイアーだったことあったな」

マンハッタンカフェ「(・д・)チッ」

 

マンハッタンカフェ 遅れてきたタキオン世代の菊花賞馬。有馬記念も勝ってテイエムオペラオーメイショウドトウに引導を渡したが、年度代表馬ジャングルポケットだった。翌年、大本命の日経賞で惨敗したが、春の天皇賞で巻き返した。産駒のヒルノダムール春の天皇賞を勝って親子制覇を達成、した割りには待遇が・・・? 

 

マンハッタンカフェ「なんで有馬記念クイーンズリング買わなかったんですか」

サンデーサイレンス「うーん、ジェンティルドンナじゃなくて、ブエナビスタだな、ってw」

マンハッタンカフェ「なして!? 掲示板全部アンタの孫だったじゃん、ルージュバックだって5着に食い込んでるのに」

サンデーサイレンスようやく、フィリーサイアーらしくなったマンハッタンカフェ

マンハッタンカフェ「意味がわかりません。」

 

サンデーサイレンスエスポワールシチーキャプテントゥーレカネヒキリも俺の孫、おまえは俺の直仔。言ってる意味がわかるか?」

 

マンハッタンカフェネット投票でワグナーコーヴの単勝しこたま買ったのは絶対に言わないでおこう・・・

5/9 園田2R 初出走2歳 キャッツウィスカー 

初出走2歳 すなわち 園田の新馬戦であったが 一目散に この世代で 勝ち名乗りをあげたのは キャッツウィスカーであった

 

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タニノギムレット産駒 母父キングカメハメハ しっかりと820mのスピード戦に対応できた

単勝は100円 元返しの圧勝だ

 

祖母がシーズグレイス サンデーサイレンスノーザンテースト牝馬(ザンベージ)の掛け合わせで生まれた 早熟の牝馬で 最後の勝利が 旧3歳時の萩ステークス 芙蓉ステークス萩ステークスを連勝したおかげで 阪神3歳牝馬S→桜花賞オークス秋華賞エリザベス女王杯 と 牝馬限定G1という牝馬限定G1にはすべて出走し はじめて古馬に門戸が開かれたエリザベス女王杯(96年) エアグルーヴを欠いた旧4歳牝馬の主力 エリモシックやロゼカラーが ダンスパートナーヒシアマゾンフェアダンスといった古馬勢に蹂躙されるなか シーズグレイスは4着入線の大健闘 と思いきや ヒシアマゾン降着 繰り上がりで3着 複勝がハネた(1150円) この年デビューした福永祐一の なめられ逃げだった

 

キャッツウィスカーは 牡馬だが 431キロと この時期でも 馬体重が小さめのようだ

第63回羽田盃 個人的な注目馬(順不同)

3枠4番 モジアナフレイバー

まっさきに眼に入り込んだのが この馬の成績欄 なんと4戦4勝 向かう所敵なし 無敗馬である ただ勿論 「格負け」する という不安要素がある ちょうど6年前のロンドンアイが 同じような存在であった 前走の「クラシックトライアル」 こんなレース おれが大井に入り浸っていたころに やっていた記憶がない JRAでいう若葉ステークスのようなものだろうか

 

3枠3番 クロスケ

昨年の4月21日(!)の 大井の新馬戦でデビュー勝ち その後無敗の連勝街道を突き進み 4戦4勝でのぞんだゴールドジュニアーで 負けた(2着) 次のハイセイコー記念では掲示板がやっと(5着) ひばり特別で立ち直り 浦和の若潮特別2着→ニューイヤーカップ2着→京浜盃3着 はがゆい競馬が3走続いている こういう馬が本番で2着以上に来ると面白い

 

4枠5番 ワグナーコーヴ

道営出身の吉田照哉の持ち馬 船橋の岡林厩舎所属 雲取賞を6番人気の低評価で勝ち 京浜盃2着とした 上昇気流を描いているように見える

 

5枠8番 ヤマノファイト

馬名にオーラがない のは 個人的な見解にすぎるが 現在前売りの時点で圧倒的な1番人気だ 

エスポワールシチーの初年度産駒で 道営時代は図抜けた成績でない・・・ようにも一見すると思えるものの 道営の2歳重賞を2勝 イノセントカップ→サンライズカップと 重賞を連勝してのぞんだ北海道2歳優駿であったが 5着だった ちなみに道営勢の最先着は サザンヴィグラスの 3着

そして船橋の矢野厩舎に転厩 ニューイヤーカップ京浜盃を連勝した 上がり馬のモジアナフレイバーも凌いでしまうような勢いがある ちなみに主戦は本橋

 

6枠10番 ポンドゼルク

この馬も無敗馬 ただし 今回は初のTCKで 相手も むごいほど強化される 赤岡騎乗でも 勝ったら奇跡に近い

 

7枠11番 ハセノパイロ

なんとかヤマノファイトに一泡吹かせたいのがこの馬 ニューイヤーカップ 京浜盃 連続して人気を裏切り着外だった しかし全日本2歳優駿では ルヴァンスレーヴに1秒以内の差で食い下がっていたのだ ルヴァンスレーヴは 伏竜ステークスごときで2着に負けていた そこは気になるものの ハセノパイロ 全日本2歳優駿地方馬最先着という事実は揺るぎない 

南関東生え抜きのエースが 年明け3戦目で突如復活したら 胸が熱くなるに ちがいない

 

おもひでの羽田盃 そしておもひでの夢追人 2012年

おれが現地で羽田盃をはじめて観戦したのはアートサハラの年 調べてみたらなんと6年前 歳をとったものだ 京浜盃圧勝のパンタレイ 上がり馬のロンドンアイ 人気を集め どっちも沈んだ 予想屋(って言っちゃいけないんだっけか) もとい 南関東競馬予想士「夢追人」高瀬さんの本命馬は ゴールドメダルだったと思う 間違ってたらごめんなさい でも たぶん間違ってないと思う 

 

段取りを踏まずいきなり200円を置いた 無知な不良っぽいグループのあんちゃん 彼らに平身低頭に 「まず馬体重書かせてください」と 申し訳なさそうにお断りした高瀬さん その後で 「できれば3連複でお願いします……」 と やはり平身低頭に ワルそうなあんちゃんに丁重に買い目の紙を渡した 鮮明に思い出せる いま あのワルそうなあんちゃん達は どうしているのだろうか

 

あの羽田盃の時はこんなこともあった 成金みたいなオッチャンが 高瀬さんに 「(この軸馬)アタマ固い?」と 声をかけた 高瀬さんはすぐさま答えた 「固くないです。」

 

ゴールドメダルは6着に沈んだ

 

人気サイドで馬券に絡んだのはエミーズパラダイスだけ(3番人気2着) 今野騎乗のアートサハラ(天下の荒山厩舎)がマクリの4角先頭で突き抜け優勝 ド人気薄のプレティオラスとジャルディーノが3着同着 どちらも差し馬だった

 

そして距離が1ハロン伸びた東京ダービーでは プレティオラスが突き抜け1着 本橋孝太 町田直希に次ぐ 若手のダービージョッキーの誕生であった 今思い出した 転入馬のプーラヴィーダ(吉原)が2着で 森下厩舎丼ぶり しかもフィガロ産駒丼ぶりだったのだ!! 森下厩舎 当時はできたてホヤホヤの厩舎だった 今のTCKならば 藤田輝厩舎にイメージは近いか ただ今年の羽田盃に 藤田輝厩舎の馬は不在 それはいいとして エミーズパラダイスが今度は1番人気で 3着だった たしか 「ビックバン」(廃業)という屋号の予想屋さんが エミーズパラダイス軸で3連複を的中していたと思う 「ビックバン」 まだお客さんの少ない TCKの最初のほうのレースで 3連単100万馬券を的中させていた記憶がある とった人は 周りにいたのだろうか

2003年以降の天皇賞・春で単勝人気より上の着順でなおかつ馬券に絡んだ騎手

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

4/25 門別 フレッシュチャレンジ 

今年度 日本初の新馬戦・・・と思いきや 先週も 開催があったΣ(゚д゚lll)

 

しょっぱなから エアースピーダーと レッツゴーレツコが 無念の取り消し 6頭で争われる 今年度日本初の新馬勝ちという称号

ラブミーリチャードと エムオーノーブルが 人気を分け合っていた

 

結果

 勝ったのはラブミーリチャードだった

 

ラブミーという名前から想像できるように 馬主はDr.コパ スウェプトオーヴァーボード産駒で 田中淳司厩舎 ブランドステーブルが 絶好のスタートを切った

 

母は クロストウショウ ソシアルバターフライからつづく トウショウ牧場を代表する名門牝系で 祖母マザートウショウは 早熟性を発揮し 世代限定G3を3勝した 

クロストウショウの父は アグネスタキオン スウェプト×サンデー系は ありふれた配合に思う レッドファルクスの母父はサンデーサイレンスだったが パドトロワの母父がフジキセキなので ラブミーリチャードの配合イメージは パドトロワに近いか

 

なお コパノリチャードとの関連性は 馬主を除けば かぎりなくゼロに近い

ぼくが競馬を観始める前の競馬について書くという試み 〜90年代編〜 第8回

イソノルーブル落鉄事件 - Wikipedia

 

なんと桜花賞におけるイソノルーブルの落鉄はウィキペディアに記事があります。この記事によるとイソノルーブルがレース中に蹄鉄をつけなかったのは右前脚だけです。しかしながらこの記述は確定ではございません。なぜならぼくの記述が『競馬事件簿』という本の「孫引き」になってしまうからです。しかしこのブログは論文ではありません。たぶん、右前脚だったんでしょう、裸足だったのは。

 

イソノルーブルは5戦5勝でしたが単勝は2.8倍もついていました(ソース:JRA-VAN)。ノーザンドライバーが2番人気、スカーレットブーケが3番人気、ミルフォードスルーは5番人気で、3戦3勝(ただし重賞勝ちなし)のシスタートウショウが4番人気、とは言っても5.3倍で、ノーザンドライバースカーレットブーケと支持率は大して変わりませんでした。

 

第51回桜花賞(※京都)

まず、かなりばらついたスタート……なのですが、公式映像*1の実況では、「揃いました綺麗なスタートを切りました」と実況されています。藤田直樹アナウンサー(ラジオたんぱ)にしては珍しいミス実況です。

それはいいとして、イソノルーブルより内の枠だったトーワディステニーがハナ、外からテイエムリズムにも被されるかたちになったイソノルーブルは行けず。絶好のスタートを切ったノーザンドライバーが外の4番手。

インの7番手にスカーレットブーケ、中団の外を通ってシスタートウショウミルフォードスルーは後方でした。

 3コーナー

テイエムリズムが垂れて、イソノルーブルがトーワディステニーの外に直付けになります。ノーザンドライバーが外の3番手、するとシスタートウショウノーザンドライバーの半馬身後ろまで来ているではありませんか。向こう流しでは中団待機だったはずのシスタートウショウが。

4コーナー

スカーレットブーケがインベタ、トーワディスティニーは力尽き、イソノルーブルが先頭に立った、と思いきや、シスタートウショウが大外からノーザンドライバーをマクってイソノルーブルに襲いかかります。

直線

スカーレットブーケが内から外に切り替えて追い込み。すると柴田善臣鞍上の道中はスカーレットブーケとほぼ同じポジションにいた13番人気(単勝100倍)のヤマノカサブランカが、スカーレットブーケ武豊)が外に持ち出したことでポッカリ開いたインコースに入り込みます。

直線入り口の時点でもう先頭はシスタートウショウイソノルーブルは誰がどう観ても手応えがなく、2番手だったノーザンドライバー(鞍上は故・岡潤一郎)を内ラチ沿いから追い詰めるヤマノカサブランカ

今度はノーザンドライバーがヤマノカサブランカを締め込んで内ラチ沿いを通って2着を死守しようとしますが、逆にノーザンドライバーの外に併せるかたちになったヤマノカサブランカが、あと100mで2番手に浮上。

シスタートウショウが無敗で桜花賞制覇、ヤマヒサエオリアとヤマノカサブランカが同居していた6枠はまったく人気がなく、枠連6-7は220倍をこえていたのでした。

 

なおWikipedia「第51回桜花賞」(2018年4月25日閲覧)という記事には、

連勝複式は1-4で22,630円と言う当時としては超大穴馬券で、また当時の八大競走の高額配当新記録となり、大波乱となった

(下線・太字は引用者)

と書かれていますが、JRA公式にもはっきり記載されている通り、枠連の当たり目は6-7であり、1-4で決まったというのは真っ赤なウソです。

 

ひとつ付け加えると、「枠連」ということばを使いましたが、馬番連勝複式導入以前はほんとうは枠連という呼称はなく、単に「連勝複式」と云っていました。この点だけはWikipediaの「連勝複式」という表記のほうがより正確です。ちなみに連勝複式のまえは連勝式でした。

 

 

*1:YouTubeJRAチャンネルで誰でも観られます

ぼくが競馬を観始める前の競馬について書くという試み 〜90年代編〜 第7回

お次は一気に牝馬クラシック路線をオークスまでやってしまおうと思います。

 

その前に、クリスタルカップの話をします。

クリスタルカップは2005年に廃止された3歳(旧4歳)限定の中山芝1200mで施行されていたGⅢです。ダイタクヘリオスサクラバクシンオーヒシアマゾンと90年代の勝ち馬にGⅠ馬が3頭います。とくにヒシアマゾンの勝ち方は強烈で、中学時代にグリーンチャンネルでレース映像を観たぼくはソファーからのけぞってしまった記憶があります。ヒシアマゾンがどんな競馬をしたか知らない人は取り敢えずググってみてください。

で、91年のクリスタルカップはカリスタグローリという馬が勝ちます。この馬、引退後に種牡馬入りします。わずか6戦で引退したので、ポテンシャルが惜しまれて種牡馬入りしたのか、スターロツチの孫という名血が買われたのか……。

 

「スターロツチってどんな馬ですか」

 

なんですか、不勉強ですね。牝馬有馬記念を勝った馬です。しかも旧4歳(現3歳)時にーー。

 

「それはいつの時代の馬ですか?」

 

1960年のクラシック世代です。

 

「古すぎィ!!」

 

昭和30年代には、スターロツチのほかにもう一頭牝馬有馬記念を勝った馬がいるんですが、ご存知ですか?

 

「知るわけないじゃん」

 

ガーネツトです。1959年の勝ち馬なので、スターロツチの前年の勝ち馬です。

 

ちなみにスターロッチは牡馬だとコダマと同世代です。

 

「コダマ? 各駅停車の新幹線かな??」

 

 

 

少しは日本史を勉強しろ!!!!!!!

ぼくが競馬を観始める前の競馬について書くという試み 〜90年代編〜 第6回

スプリングステークスシンホリスキーが勝ちます。きさらぎ賞から連勝です。スプリングSをもって桜花賞皐月賞まで旧4歳限定重賞が打ち止めになります。

 

1991年の1月から3月までの旧4歳限定重賞の勝ち馬を整理します。

 

期間中重賞を唯一2勝しているのがシンホリスキーです。前回も説明した通りシンホリスキーホリスキー産駒です。ホリスキー菊花賞馬です。では、ホリスキーの父は? ーーマルゼンスキーです。

では、マルゼンスキーの父は?

 

「バカにするな、ニジンスキーに決まってるだろ」

 

流石ですね。ニジンスキーは、ノーザンダンサー直仔です。ニジンスキーシンホリスキーの曽祖父(ひいおじいさん)なので、シンホリスキーは『ニジンスキー系』というのが妥当だと思います。

(ややこしい人は血統表を見よう。)

 

で、フラワーカップ勝ち馬のフラッシュシャワーはニジンスキーの孫で、ニジンスキーを経由するノーザンダンサーの末裔はこの2頭、と思いきや、イソノルーブルの祖父もニジンスキーでした。父はラシアンルーブルです。

 

ノーザンダンサー系列のもうひとつの路線、というよりも、天下の社台が誇るノーザンテースト産駒の牝馬が期間中に2頭重賞を勝っていて、スカーレットブーケノーザンドライバーです。スカーレットブーケは管理調教師が伊藤雄二、馬主が吉田勝己のほかに何人もいるらしく判然としませんが、とにかく勝負服は吉田勝己です。繁殖成績は前も言った通り、大成功でした。ノーザンドライバー社台RHの馬で、母父がダイナコスモスを出したハンターコムなのが面白いのですが、繁殖ではふるいませんでした。ちなみに管理調教師は鶴留明雄です。伊藤雄二鶴留明雄も、ぼくが競馬を観始めたころの大御所調教師でした。