7/26 サンタアニタトロフィー

 また的場文男が重賞を勝ちました。

 

 最内枠のゴーディーと大外枠のエイシンヴァラーがわずかに好スタート。アンサンブルライフとノーキディングがエイシンヴァラーをブロック、コーナーワークでゴーディーがハナに。

 外の2番手にノーキディング、2馬身離れて3番手にアンサンブルライフ。4番手は内のジョーオリオンと外を回される格好になったエイシンヴァラーで並走。その外に僅差でセイスコーピオン、2馬身差で中団に3頭横並びで内からキスミープリンス、テムジン、ムサシキングオーが続く。後方からグレナディアーズが上がっていき、ミスミランダー、トーセンハルカゼが続く。3角手前で早くもストゥディウムが苦しくなる。後方2番手にポツンとコンドルダンス、デュアルスウォードはついていけない。

 3コーナーを回って、ゴーディーのリードが広がっていく。ノーキディングが必死に2番手を保とうとする。外々を回していくアンサンブルライフの内にムサシキングオーがいつの間にか入り込んでおり3番手に進出。

 直線に入ってもゴーディーが独走を続ける。200を過ぎて内からムサシキングオーがノーキディングを交わす。道中後方のコンドルダンスがものすごい末脚でやってくる。内からはトーセンハルカゼ。しかし時既に遅く、ゴーディーは4馬身差をつけて逃げ切ったのだった。

 2着コンドルダンス、3着トーセンハルカゼは後方待機の馬で、中団の外からインの3番手にいつの間にか入り込んだムサシキングオーすら4着という、ゴーディーを追おうとした馬には非常に厳しい展開になった。

採点

ゴーディー 7.5(ホース・オブ・ザ・マッチ)

 枠順の有利さはあったものの、9歳馬とは思えない鮮やかな逃げ切り。追いかけた馬が潰れたのも強調できる。

コンドルダンス 6

 レースに参加できなかったデュアルスウォードを除くと横山典弘ばりのポツン最後方。しかし38.9というトーセンハルカゼに1.3秒の差をつける圧倒的な上がりタイムで追い込んできた。しかし展開に左右される戦法であることは間違いない。

トーセンハルカゼ 5.5

 前に行ってバテた馬を抜いていって、直線で内ラチ沿いを伸びていった。コース取りと展開が功を奏し、ムサシキングオーを交わして馬券圏内に入った。

 

ムサシキングオー 5.5

 向こう正面では中位の外を回っていたが、4角でいつの間にかインの3番手に入り込む妙技。一旦は2着安泰かと思われたがゴール直前で2・3着馬にとらえられる。いつの間にかインの3番手に入って一杯一杯に粘っていたのも事実。

 

グレナディアーズ 5

 一番早くまくって行き、失速したノーキディングを交わして掲示板に乗る。吉原が絞り出した。

 

ノーキディング 参考外

 他の先行馬を牽制しゴーディーをマークするが、ついていくどころか離れる一方。最後の失速は仕方ない。相手が悪かった。自分の実力も足りなかった気もするが。

 

キスミープリンス 3.5

 中団のインに入ったが、追っても勝ち馬ははるか前方。枠順に助けられた7着。

 

アンサンブルライフ 4.5

 いちおうの1番人気。ノーキディングとともにエイシンヴァラーを牽制したが、3枠4番なのに外→外を回していき失速。真島らしさ溢れる乗り方が裏目に出た。

 
ミスミランダー 2

 周りがバテていって9着入線。評価できるところが何もなかった。

 

セイスコーピオン 4.5

 14番枠が災いし、コース取りで不利を強いられた。ゴーディー以外の前が崩れる展開も向かなかった。

 

ストゥディウム 1
テムジン 1
ジョーオリオン 1
エイシンヴァラー 参考外

 大外枠から好スタート切って内に切れ込もうとしたが、ノーキディングとアンサンブルライフが邪魔役になる。あれでは自分の競馬ができない。ノーカウントと判断していいだろう。