ボートレースメモリアル2018 遡行

 ボートファンのひとならご存知のとおり 丸亀で行われたボートレースメモリアル 旧・モーターボート記念は 毒島誠の優勝で すでに幕を閉じた

 毒島誠 先月の若松・オーシャンカップに続く ナイターSG連勝である オーシャンカップでは 決まり手が 2コースまくりだったが 今回は完璧なイン逃げ

 去年の 初ナイター開催だった 下関チャレンジカップの優勝者も毒島であり そういえば 毒島が初めて勝ったSGは 5年前の 「丸亀」「ナイター開催」での 『モーターボート記念』だったね という話の運びに当然なってくるし ぼくは その2013年『モーターボート記念』の優勝戦で どんなことが起こったか 即座に毒島のSG初優勝と結び付けられるぐらいには ボートを観ているつもりである

 篠崎元志がフライングしたんですね

 

 ただ その 5年前の『モーターボート記念』優勝戦を リアルタイムで観ていないという 唐突なパラドックスーーいや 実のところ 優勝戦で篠崎元志がフライングしたという情報は 目に入っていた それに 当時のオフィシャルサイトのSG特別ページで 『モーターボート記念』の趣旨を理解し 出場選手全員の情報を調べるぐらいには ボートに関心はあった

 

「あなたがボートを観始めたのはいつですか?」と訊かれたら 「池田(浩二)の2度目の賞金王」と 答える『準備』は できている 2013年『賞金王決定戦』 若かったから 出目まで覚えている 1-2-3 2連単も3連単も1番人気だったと思う

 で いろいろ思うところあって 平日に地方競馬以外の公営競技にのめり込んでいくようになり その証拠として ぼくが思い出せるのは 翌年のボートレースクラシック(総理大臣杯) 尼崎開催だったが これが松井繁が現時点で最後に優勝したSGだったはずだ そのボートレースクラシック(総理大臣杯)の ネット中継を 余すところなくーーというのは言い過ぎだが 入り浸るように観ていた 準優勝戦で 白井英治イン逃げできていたら 白井が優勝していた可能性が高かったと思う でも 現実では 白井のインが決壊し 白井の優勝戦進出もオジャンになったのだった

 

 その年(2014年)のボートレースメモリアル(モーターボート記念)で 優勝戦 2コースからタッチスタートで 同県の谷村一哉をまくり 白井英治がSG初優勝 これが「歴史的瞬間」だったということは 2000年代前半から白井の『競艇』を観てきた ぼくよりもずっとずっと『競艇』を知っている 長いファンならば ぼくよりも深い認識で 同意を示してくれるだろう と思う

 

 さて 時系列を戻して 松井繁が優勝したボートレースクラシックの次のSGは オールスター(『笹川賞』) ボートを知る前から 『笹川賞』がどんな性質を持つレースだったかということは 知っていても 『笹川』が『ささかわ』と読むことは 知らなかった それでも 『ボートレースオールスター』という公式名称は 公営競技ファンとして しっくりこない

 さあ ぼくは 身寄りがないにもかかわらず マンションの部屋に スカパー! プレミアムを 導入して 速攻で日本レジャーチャンネル(JLC)に加入し 朝から晩まで なかば『作業用BGM』のように流し続けていた 船酔いするレベルで ボートレース中毒になっていた

 それで JLCを導入して 初めて観たSGが 福岡のオールスター(『笹川賞』)だった そのオールスターの中継を どこにも行くあてのなかったぼくは 引きこもりになって 朝から晩まで観ていたのだ