8/25 小倉のメイクデビュー(おまけ付き)

小倉5R 芝2000m (12:05発走

 

ノーザンファーム生産の 吉田勝己の持ち馬で 全兄に京都2歳S勝ち馬のベルラップがいる カセドラルベル に着目しても面白くないので ぼくは 7枠8番のメイショウミチノクという馬を取り上げたい

 

ダンカーク ひっそりと2018年度の新種牡馬なのだが 勝ち上がった馬いるのかよ? とか 失礼なことを思っていたら 未勝利で勝ち上がった馬が2頭いた でも あくまで未勝利勝ちであって 新馬勝ちはいまだ出来ていないダンカーク

ただ 個人的注目馬メイショウミチノクの馬柱の 「父:ダンカーク」には 何も期待していない 「それも酷い話だ」と 自分で自分を責めたりしている

 

メイショウミチノクの馬柱(JRA-VAN)で 最も気になり 僕がメイショウミチノクを取り上げる動機になった記述 それは「代表的兄弟馬 ナガラフラワー 4勝」という記述だ

ガラフラワー 記憶に新しい 今週 北九州記念で走ったばかりではないか 北九州記念はダメだったが CBC賞で9番人気2着 前々走 人気薄で賞金を加算しているのも 新鮮な記憶 ただ 北九州記念CBC賞も 同じ馬に負けたが

CBC賞で 「短距離の差し馬」というイメージが濃厚になった ナガラフラワーだが 3歳時に 2200mのすみれステークスと2000mのフローラステークスを闘っている しかしながら 「短距離の差し馬」というイメージが定着して 3歳時に中距離レースに挑戦していること なかなか気づかれにくい点だと思うし 実際僕もいま知ったばかりだ

 

肝心なのは 明日メイショウミチノクが出る新馬の条件が 「芝 2000m」であること 短距離馬というイメージが強いナガラフラワーの半弟が 2000mの芝でデビューする

だがしかし! メイショウミチノクを芝2000mでデビューさせるのは 決して理にかなわないことではない なぜなら 半姉ナガラフラワーは阪神の芝1800mの新馬でデビューし しかも勝利をおさめているからだ だから 「ナガラフラワーの下」だからといって 過小評価してはいけないのではないか ただし ガラフラワーの父はダンスインザダークだった ダンカークの中距離適性は わからない

 

 

ここから余談(おまけ)

それにしても 初期は中長距離の大きいところを目標にレース選択されていた馬が 「マイル」や「スプリント」に『転向』したあとで 大レースで好走することは よくあること というか もはや日常茶飯事だと 僕は思っている ナガラフラワーにとってのCBC賞が「大レース」であるかどうかは釈然としないが とにもかくにも 『転向マイラー』『転向スプリンター』は 何頭も思い浮かぶ 具体例を出すのが面倒くさいぐらいに 存在している『転向マイラー』『転向スプリンター』 なんだかこれ 『転向左翼』みたいな呼び方で いかがわしいが 僕がたったいま思いついた呼称で 正直 『転向左翼』『転向文学者(←こんな呼び方あったっけ? 忘れた)』のような言葉遣いを 意識しなかったといえば 嘘になる 

いま『転向文学者』なんて呼び方あったっけ? と書いてしまったばっかりだが 『転向文学』という概念は たしかにある いや ないとおかしい だれも日本文学史が書けなくなる 僕がまっさきに思い浮かべた『転向文学』現象を代表する文士は 高見順 たとえば このブログで登場する頻度の高いアドマイヤマックスくん 彼は菊花賞2番人気という事実を残しているが 古馬になって 安田記念やらスプリンターズSやらで好走 2005年 ついには 高松宮記念を勝ってしまった アドマイヤマックスくんは『転向スプリンター』だったのか アドマイヤマックスくんは競馬界の高見順だったのか? 脱線がすぎるぞ ばると