ナイスネイチャはトウカイテイオーと同じぐらい稼いでいた

30歳になった

 

1988年に産まれた競走馬 日本では トウカイテイオーに代表される世代となる

またもやJBISサーチさんにアクセスして 「1988年産まれ」「中央所属」「平地グレードレース勝ち」でサーチしてみた

そして 総賞金順にソートすると 驚いたことに ナイスネイチャが トウカイテイオーをおびやかす勢いで賞金を稼いでいた 6億円ホースは トウカイテイオーナイスネイチャの二頭だけで トウカイテイオーナイスネイチャの総賞金は約200万円しか違わなかった

 

それでも 賞金王争いで勝ちきれない ナイスネイチャらしい悲哀だ

 

その次に稼いだのがヤマニンゼファーで ヤマニンゼファーに関してはあまり説明はいらないだろう 4位がフジヤマケンザン 

競走馬として 5億円以上稼いだのは トウカイテイオーナイスネイチャヤマニンゼファーフジヤマケンザンの四頭しかいない 5位のスカーレットブーケが3億1千万しか稼いでいないので 今挙げた四頭が 突き抜けて実績を積み重ねていたことになる

 

フジヤマケンザンは ナイスネイチャ同様 G1を勝っていないが レオダーバン菊花賞では3着(なおネイチャは4着) ただ本領を発揮するのは古馬になってから しかも旧7歳以降が全盛期で 「香港国際カップ」優勝の殊勲は 旧8歳時のときのもの

もちろん1995年だから トウカイテイオーヤマニンゼファーはとっくに引退していて ナイスネイチャもさすがに……と思っていたら なんと現役を続行していて 96年まで走り倒していた 95年の京都記念ワコーチカコの2着に入ってたりする

フジヤマケンザンも96年も走り続けていて ラストランは マヤノトップガン1強の宝塚記念 5着で掲示板に乗ることができた 前走の金鯱賞では 8番人気の低評価に反発し1着 このとき旧9歳馬で 当時の文脈では 現役期間が長すぎて 「オジン」みたいな扱いに最早なっていた そんな気がしてくる

旧9歳時現役なのは ナイスネイチャも同じで フジヤマケンザンとは比べられないぐらい 衰えていて それでも96年11月のアルゼンチン共和国杯まで 現役で走り倒していた しかしながら そのアルゼンチン共和国杯の勝ち馬は エルウェーウィンであって 92年朝日杯の勝ち馬なのでオワコン扱いされていたのか 14番人気だったものの あまりの低評価に激怒したのか 劇的な復活勝利であった なんと92年朝日杯以来の勝ち鞍 その92年朝日杯では あのビワハヤヒデを倒している テイエムオペラオーとは違う意味で エルウェーウィンは92年朝日杯で「ハナ差圧勝」だった