8/18 新馬

8/18 札幌5R エレナレジー

ピンクブロッサムが1倍台前半 対抗格として抜けて売れていたのがヘリオスだったが 人気両者は負け ピンクブロッサム4着 ヘリオスは2着

ヘリオス逃げ ピンクブロッサムがインの3番手で 「このまま決まってしまうのか」と思わせるような道中 しかし決まらなかった

人気両者を瞬発力勝負で上回ったのはエレナレジー

4番人気のノヴェリスト産駒だ

 

www.jbis.or.jp

 

札幌1500 道中は前を行く4頭を見やるような形だった

青い勝負服 ゴドルフィンではなく広尾レースである

夏の北海道シリーズで広尾レースというと ぼくはステラリードを思い出すのだが

 

400キロそこそこしかない小柄な牝馬 まだ種牡馬ノヴェリストの特徴がつかめない

 

ノヴェリストという馬は 日本だとゴールドシップディープブリランテと同世代で 11戦9勝という素晴らしい成績 ただ「ハレ」のドイツダービーでは2着敗北 つづくバーデン大賞は4着でいちばん不甲斐なかった

古馬になってサンクルー大賞キングジョージドイツ国外のビッグレースを連勝 地元5頭立てのバーデン大賞も優勝してさぁこれから! というところで 熱発してしまった

もし凱旋門賞に出走していたら トレヴオルフェーヴルキズナと対戦していたことになる

 

しかしモンズーン直仔の種牡馬が 日本の馬産で成功するのか? という疑念

この札幌5Rのように 瞬発力勝負で 逃げたオルフェーヴル産駒のヘリオスに勝っても 薄い膜のようなこの疑念は 依然として残り続けている

 

8/18 小倉5R アズマヘリテージ

いちおう1番人気に売れていたのはスカーヴァティ 単勝2~4番人気の複勝オッズはほぼ横並び 勝ったのは単勝3番人気のアズマヘリテージで 3連複は1番人気だったものの 17倍もついていた

 

小倉でアズマ冠名は 直近だとアズマシャトルを思い出すものの これは6ハロン

 

人気のスカーヴァティが外の2番手で王道の勝ち方を目指す所 2列目にいたアズマヘリテージに足元をすくわれた形になったレースだったが 新馬戦にしては前傾ラップだった

 

見方によってはスカーヴァティのほうが将来性はあるともいえる

 

それでも種牡馬トーセンジョーダン 中央競馬での記念すべき産駒初勝利だ

 

www.jbis.or.jp

 

トーセンジョーダン サンデーサイレンスの血が入っていないので エイシンフラッシュ同様 バラ色の種牡馬生活ーーそんな妄想をこの馬の現役時代ずっと抱いていたものだが エイシンフラッシュ同様 幻想殺しイマジンブレイカー)がやってきてしまった

ただ 種牡馬トーセンジョーダンがまだわからないのは エイシンフラッシュが比較対象としてふさわしいかどうかは別として エイシンフラッシュのほうは初年度産駒の「決算」で現実に打ちひしがれているのに対し トーセンジョーダンのほうは引退が遅く 初年度産駒がいま走り出したばかり 慌てるような時間にはなっていないところだ

 

社台SSにいるエイシンフラッシュと ブリーダーズSSにいるトーセンジョーダン 繋養先のごはんはエイシンフラッシュのほうが美味しそうだが 種牡馬としてのほんとうの幸福を味わえるのは 果たしてどちらか この2頭 サンデー系牝馬の受け皿

 

8/18 新潟5R ロジャーバローズ

単勝1番人気 ただしアドマイヤユラナス・ダイシンインディーと 主力3騎を形成していた アドマイヤユラナスは4着 ダイシンインディーは7着 人気の1角のみならず2角が崩れ ヒモ穴決着

 

それでも人気のディープインパクト産駒が新馬勝ちだ

 

www.jbis.or.jp

 

ただしロジャーバローズは社台グループ生産馬ではなかった 新ひだかの飛野牧場の馬だ このレース ノーザンファーム産と社台ファーム産の出走馬がそれぞれ3頭ずついたが ノーザンファーム勢はポイントオブオナー(2着) 社台ファーム勢はミケランジェロ(3着)が最高位で しかもどちらも人気薄だった

ポイントオブオナーに至っては トーセンホマレボシ産駒というおまけ付きだ

 

ロジャーバローズは セレクトセールで税抜き7800万円で競り落とされた

母リトルブックはDanzigの孫で ディープインパクトと母父父Danzigの組み合わせでどんな馬がいたか 思い出せないどころか脳味噌に入っていない

 

db.netkeiba.com

 

netkeibaの「血統検索」という超便利な機能があって 父の空欄に「ディープインパクト」 母父父の空欄に「danzig」と入力しただけで 賞金順に活躍した馬がずらりと出てくる

しかも 先程 『ディープインパクトと母父父Danzigの組み合わせでどんな馬がいたか 思い出せない~』ようなことをほざいていたが 何のことはない ジェンティルドンナがそうなのだ いちばん肝心なディープ産駒が血統検索で一発で出てきたではないか おれはディープインパクト種牡馬成績のなにを見てきたんだろう ディープの種牡馬成績に安住して 「小系統別のノーザンダンサー牝馬ディープインパクトの組み合わせ代表例」といったふうな細かい点に眼がまったく行っていなかったのだ それはそうと ディープインパクトDanzigの孫娘を配合してジェンティルが出てくるのなら 尚更そういった配合には眼を見張らなければならないし 血統研究家はもうすでに「母父父:Danzig」という一点を おさえているのであろう なんだかんだいってもロジャーバローズは注目