ぼくが競馬ファンになった2002年の「春天3強」
前年の有馬記念で テイエムオペラオーとメイショウドトウが引退した
その有馬記念を勝ったのはその年の菊花賞馬マンハッタンカフェで 同年のジャパンカップでもその年のダービー馬ジャングルポケットが優勝しており テイエムオペラオーから2001年クラシック世代へ玉座がまさに移らんとしている時 ぼくは競馬へ強い関心を持つようになった
中学二年生だったから 親の前で『ドリーム競馬』を観ることもためらわれて マンハッタンカフェが勝った春の天皇賞は 自分の部屋でラジオ中継を聴くだけだった
さて テイエムオペラオーやメイショウドトウやステイゴールドたちが抜けたあとの有力古馬について整理してみたいと思う
99年クラシック世代の生き残りであり 古馬の総元締めのようなポジションだったのがナリタトップロードだった
ただ 2002年春天でトップロードは3着 マンハッタンカフェとジャングルポケットに先着されてしまった
マンハッタンカフェは 前年の菊花賞と有馬記念を連勝した 遅れてきた2001年クラシック世代の大物である
しかし 年明けの日経賞でマンハッタンカフェはズッコケる たしか単勝1倍台前半で6着とかじゃなかったか?
『マンハッタンカフェ敗れました!!』をひたすら連呼するラジオたんぱ小林雅巳アナウンサーの実況が後追いながら印象に残った
で マンハッタンカフェは春の天皇賞であっさり巻き返し優勝するのだが なにか釈然としないものが残った 菊花賞も有馬記念も春天も圧倒的な差をつけて勝ったわけではないし 凱旋門賞に出走したものの惨敗して故障してさっさと引退してしまったから
ただ 菊花賞でマイネルデスポットが 有馬記念でアメリカンボスが勝つのは何回やっても無理だったと思うし そういう意味では勝ち切る強さはあった
前年の年度代表馬がジャングルポケットだと知ったとき 釈然としない感情を覚えた GIを複数回勝っていた馬は他にもいたから
ただ そのころはジャパンカップの賞金が突き抜けて高かったような記憶があるし 日本ダービー馬なので 1年間走り続けていたのも含めて その年の競馬のシンボルとなるには十分だったのだろう