大種牡馬に訊く 安田記念(2003年以降から10鞍)
- 2003年(勝ち馬・アグネスデジタル)
- 2005年(勝ち馬・アサクサデンエン)
- 2006年(勝ち馬・ブリッシュラック)
- 2007年(勝ち馬・ダイワメジャー)
- 2008年(勝ち馬・ウオッカ)
- 2009年(勝ち馬・ウオッカ)
- 2010年(勝ち馬・ショウワモダン)
- 2013年(勝ち馬・ロードカナロア)
- 2014年(勝ち馬・ジャスタウェイ)
- 2016年(勝ち馬・ロゴタイプ)
※この談話は完全なフィクションです
2003年(勝ち馬・アグネスデジタル)
アグネスデジタル(1着)「前走の交流重賞(かきつばた記念)で4着と複勝圏内に入れなかったので、あまり信用されていませんでした」
アドマイヤマックス(2着)「武豊さんが乗っていたのに、6番人気に過ぎなかったので、ちょっとイラッと来ました」
ローエングリン(3着)「5戦連続で連対、そのうち4勝しての安田記念でした。僕としては、胸を借りる立場で臨むつもりだったのですが、1番人気になってしまって、力んでしまいました」
2005年(勝ち馬・アサクサデンエン)
ダイワメジャー(8着)「2番人気でしたが、ノド鳴りから復帰してダービー卿を勝てて、自信こそついたものの、まだ古馬G1を勝ち切れる実力が備わっていなかったのだと思います」
2006年(勝ち馬・ブリッシュラック)
ダイワメジャー(4着)「この年も2番人気でしたが、勝った香港のブリッシュラックには、とてもかないませんでした。
この年は秋に天皇賞とマイルCSを勝てて、翌年のドバイミーティングに連れて行ってもらえましたが、アドマイヤムーンに置き去りにされてしまいました。この悔しさをバネに、『今年こそは安田記念を絶対獲るぞ!!』 と決意した記憶があります」
2007年(勝ち馬・ダイワメジャー)
スズカフェニックス(5着)「高松宮記念を勝って1番人気でした。それに関するプレッシャーは特になかったんですが、ダイワメジャーさんの気迫と先行力には、圧倒されるほかありませんでした」
2008年(勝ち馬・ウオッカ)
スズカフェニックス(5着)「前年と同じ着順で、掲示板は確保できたのですが、100回やってもウオッカちゃんには勝てなかったでしょう」
2009年(勝ち馬・ウオッカ)
ディープスカイ(2着)「昨年秋の府中で2回あたっていたので、ウオッカさんの強さは存分に知っていました。俺だってダービー馬なんだぞ、というところを是非見せたかったので、『人馬一体で行こう!』と乗り役の四位さんと綿密に呼吸を合わせて、ほぼ100点満点の競馬ができました。ですが、<彼女>には、計算が通用しなかったのでした……」
2010年(勝ち馬・ショウワモダン)
リーチザクラウン(14着)「なぜ1番人気だったのか、まったく思い出せないし、1番人気だったという事実も、あなたに言われるまで知りませんでした」
2013年(勝ち馬・ロードカナロア)
ロードカナロア(1着)「この前のオークス観た!? アーモンドアイ。距離適性なんて、『砂上の楼閣』。適性論で予想を売る時代は終わったんだよ、たぶんwwwww」
2014年(勝ち馬・ジャスタウェイ)
ジャスタウェイ(1着)「カナロアさんと同じような考え方をぼくも持っていて。『馬場やら枠順やら鞍上やら距離やらコースやら展開やら関係なしに、強い馬が勝つ』というのを、あの極悪馬場のレースでは証明したかったんですよ。ただ、三浦くんを捌くのには苦労しました」
2016年(勝ち馬・ロゴタイプ)
「涙が出たね、ずっとロゴは負け続けていて、歯がゆかったから……。しかもモーリスに勝ったんだもの、相手は世界的名馬だからね。田辺騎手には足を向けて寝られないです。
祝勝会の翌日に、後藤さんの墓参りに行きましたよ」