大種牡馬に訊く 安田記念(2003年以降から10鞍)

 

この談話は完全なフィクションです

 

2003年(勝ち馬・アグネスデジタル

アグネスデジタル(1着)「前走の交流重賞かきつばた記念)で4着と複勝圏内に入れなかったので、あまり信用されていませんでした」

 

アドマイヤマックス(2着)「武豊さんが乗っていたのに、6番人気に過ぎなかったので、ちょっとイラッと来ました

 

ローエングリン(3着)「5戦連続で連対、そのうち4勝しての安田記念でした。僕としては、胸を借りる立場で臨むつもりだったのですが、1番人気になってしまって、力んでしまいました

 

2005年(勝ち馬・アサクサデンエン

ダイワメジャー(8着)「2番人気でしたが、ノド鳴りから復帰してダービー卿を勝てて、自信こそついたものの、まだ古馬G1を勝ち切れる実力が備わっていなかったのだと思います」

 

2006年(勝ち馬・ブリッシュラック

ダイワメジャー(4着)「この年も2番人気でしたが、勝った香港のブリッシュラックには、とてもかないませんでした。

この年は秋に天皇賞マイルCSを勝てて翌年のドバイミーティングに連れて行ってもらえましたが、アドマイヤムーンに置き去りにされてしまいました。この悔しさをバネに、今年こそは安田記念を絶対獲るぞ!!』 と決意した記憶があります」

 

2007年(勝ち馬・ダイワメジャー

スズカフェニックス(5着)「高松宮記念を勝って1番人気でした。それに関するプレッシャーは特になかったんですが、ダイワメジャーさんの気迫と先行力には、圧倒されるほかありませんでした

 

2008年(勝ち馬・ウオッカ

スズカフェニックス(5着)「前年と同じ着順で、掲示板は確保できたのですが、100回やってもウオッカちゃんには勝てなかったでしょう」

 

2009年(勝ち馬・ウオッカ

ディープスカイ(2着)「昨年秋の府中で2回あたっていたので、ウオッカさんの強さは存分に知っていました。俺だってダービー馬なんだぞ、というところを是非見せたかったので、『人馬一体で行こう!』と乗り役の四位さんと綿密に呼吸を合わせて、ほぼ100点満点の競馬ができました。ですが、<彼女>には、計算が通用しなかったのでした……」

 

2010年(勝ち馬・ショウワモダン

リーチザクラウン(14着)「なぜ1番人気だったのか、まったく思い出せないし、1番人気だったという事実も、あなたに言われるまで知りませんでした

 

2013年(勝ち馬・ロードカナロア

ロードカナロア(1着)「この前のオークス観た!? アーモンドアイ。距離適性なんて、『砂上の楼閣』。適性論で予想を売る時代は終わったんだよ、たぶんwwwww

 

2014年(勝ち馬・ジャスタウェイ

ジャスタウェイ(1着)「カナロアさんと同じような考え方をぼくも持っていて。『馬場やら枠順やら鞍上やら距離やらコースやら展開やら関係なしに、強い馬が勝つ』というのを、あの極悪馬場のレースでは証明したかったんですよ。ただ、三浦くんを捌くのには苦労しました

 

2016年(勝ち馬・ロゴタイプ

ローエングリンロゴタイプの父

涙が出たね、ずっとロゴは負け続けていて、歯がゆかったから……。しかもモーリスに勝ったんだもの、相手は世界的名馬だからね。田辺騎手には足を向けて寝られないです。

 

 祝勝会の翌日に、後藤さんの墓参りに行きましたよ