ぼくが競馬を観始める前の競馬について書くという試み 〜90年代編〜 第7回
お次は一気に牝馬クラシック路線をオークスまでやってしまおうと思います。
その前に、クリスタルカップの話をします。
クリスタルカップは2005年に廃止された3歳(旧4歳)限定の中山芝1200mで施行されていたGⅢです。ダイタクヘリオス・サクラバクシンオー・ヒシアマゾンと90年代の勝ち馬にGⅠ馬が3頭います。とくにヒシアマゾンの勝ち方は強烈で、中学時代にグリーンチャンネルでレース映像を観たぼくはソファーからのけぞってしまった記憶があります。ヒシアマゾンがどんな競馬をしたか知らない人は取り敢えずググってみてください。
で、91年のクリスタルカップはカリスタグローリという馬が勝ちます。この馬、引退後に種牡馬入りします。わずか6戦で引退したので、ポテンシャルが惜しまれて種牡馬入りしたのか、スターロツチの孫という名血が買われたのか……。
「スターロツチってどんな馬ですか」
なんですか、不勉強ですね。牝馬で有馬記念を勝った馬です。しかも旧4歳(現3歳)時にーー。
「それはいつの時代の馬ですか?」
1960年のクラシック世代です。
「古すぎィ!!」
昭和30年代には、スターロツチのほかにもう一頭牝馬で有馬記念を勝った馬がいるんですが、ご存知ですか?
「知るわけないじゃん」
ガーネツトです。1959年の勝ち馬なので、スターロツチの前年の勝ち馬です。
ちなみにスターロッチは牡馬だとコダマと同世代です。
「コダマ? 各駅停車の新幹線かな??」
少しは日本史を勉強しろ!!!!!!!