大種牡馬たちが振り返る21世紀の競馬史「ティファニーで朝食を」
新キャラ紹介
- メジロマックイーン:生粋のステイヤーで、天皇賞・春連覇含むG1四勝したJRA顕彰馬。社台SSではサンデーサイレンスと仲がよかった。
- カーリアン:ニジンスキー産駒。持ち込み馬の直仔フサイチコンコルドがダービーを勝ったり、ビワハイジの父親だったりで日本の競馬ファンにもおなじみ。
- ノーザンテースト:80年代の日本競馬を代表する名種牡馬。社台グループの天下統一はこの馬の輸入から始まったといっても過言ではないだろう。
2001年1月13日 1回中山5日/1回京都5日
2001年1月14日 1回中山6日/1回京都6日
京成杯
外国産馬プレジオが1番人気。以下メジロマックイーン産駒のマイネルエスケープ、サンデーサイレンス産駒の良血馬ボーンキングと続いた。
2001年1月20日 1回中山7日/1回京都7日
京都は雪により5Rで打ち切り。
5Rの新馬戦では、ソヴィエトスター産駒のスターキャスケードが勝ち名乗りをあげた。
いっぽう中山6Rの新馬戦では、フジキセキ産駒のダガーマップが勝利。
若駒ステークス ※月曜に振り替え開催
2001年1月21日 1回中山8日/1回京都8日
京都4Rの新馬戦では、ラムタラ産駒のタニノエタニティが勝利。
京都9Rの白梅賞では、サンデーサイレンス産駒のフィールドサンデーが人気に応え勝利。
北海道の某ホテル
サンデーサイレンス「あさめし~あさめし~」
・サンデーサイレンスのテーブルに何やら置き手紙が……
『2001年の1月開催の3歳戦を総括してください』
サンデーサイレンス「あさめし~あさめし~」
メジロマックイーン「おはようね~(*´ω`*)」
サンデーサイレンス「心の友よ!!」
メジロマックイーン「京成杯できみとぼくの産駒がワンツー決めたこと、いま思い出したよ」
サンデーサイレンス「俺も俺も」
サンデーサイレンス「圧倒的だったじゃないか我が軍は。アグネスタキオンの僚馬アグネスゴールドもいた」
トニービン「おれの子どもも一応シンザン記念勝ってるんだけど」
トニービン「甘いな……(´ε` )」
サンデーサイレンス「アッ嫌な記憶が蘇りそうだ」
カーリアン「まぁまぁ、G1の話は後からじっくりでいいじゃありませんか」
カーリアン「プレジオはついに重賞を勝てずじまいでした……(遠い目)」
サンデーサイレンス「ぼくらダービー3兄弟だ」
トニービン「出し抜けに何を言う」
サンデーサイレンス「カーリアン氏もトニービンも俺様もダービー馬出したやん」
カーリアン「フサイチコンコルドのときは密かに現地入りして単勝大口買いをしていました」
トニービン「フサイチの単勝オッズがガクッと下がった記憶はないのですが……」※この記事はフィクションです
カーリアン「ところで、サンデーサイレンスくんの産駒は、母方の血も重要だと思うのですが」
サンデーサイレンス「それは当然ですね。俺様の産駒がG1に多頭出しとか当たり前の時代だったから」
サンデーサイレンス「ロイヤルスキー先輩です。アグネスフローラちゃんの兄弟(アグネスフライトとアグネスタキオン)にはよく稼がせてもらいました」
サンデーサイレンス「それはもうノーザンテースト大先輩ですよ!」
カーリアン「これはこれは……」
サンデーサイレンス「テースト先輩、昨日のお寿司はありがとうございました。大変美味しゅうございました。ノーザンダンサー親分も大変ご満悦でしたよ!」
ノーザンテースト「フォーティナイナーくんが川崎競馬の最終レースで大勝ちしたようだね(鋭い眼光)」
サンデーサイレンス「そ、その話はまた今度で……」
メジロマックイーン「( ´゚д゚`)えっ、きみ、昨日川崎に行ってたの。北海道にいるんじゃなかったの」
トニービン「ほんとうだ。お前おれとノーザンダンサー御大の接待してたよな」
サンデーサイレンス「そういえば『21世紀の競馬史』カテゴリーのほうに出てきた種牡馬、みんな川崎競馬にいたような気がするぞ」
ノーザンテースト「わたしはずっと北海道に居残っていたが、このブログの書き手はどうやって辻褄を合わせるんだろうね」
サンデーサイレンス「話を逸らすな!! 説明責任を果たせ噛み付くぞ💢💢💢」
・その日の夕刊には、『北海道某ホテルの朝食の席で流血沙汰』という見出しが……
※この記事はフィクションです