『常時休日状態』 生活リズムの破綻と破滅への予兆

今週のお題「休日の過ごし方」

 

 2009年度より早稲田に引っ越した。下宿は東京メトロ東西線早稲田駅「だけ」近かった。後楽園のウインズには公共交通機関で通いにくくなり、東京競馬場への経路もややこしくなった。ウインズへの道のりに関しては、友達に「飯田橋から徒歩で行ってもすぐ」であることを教えてもらった。東京競馬場とは反対に、中山競馬場には通いやすくなった(至近の早稲田駅から東西線西船橋まで一本だからだ)。

 

 その下宿での3年間は、「放蕩三昧」という四文字がまさにあてはまる時期だった。もともと2008年秋から2009年冬にかけての精神的変調--これに関してはいずれ何処かで書くことになるだろう--が影響して、もう留年ランプが灯っていた状態だった。4年間での卒業をあきらめ、廃人同然の生活リズムになり、いろいろな方面に迷惑をかけた。

 TOKYOMXの深夜アニメが終わったら寝る。いや、これは正確には正しくなく、東京都の風景をうつしたフィラー映像を流しながら、深夜アニメの反省会をやる。2010年からtwitterをはじめて、深夜アニメがやってる最中も終わった後もどんちゃん騒ぎだった。これに関してもいろいろな方面に迷惑をかけた。

 つまり、2009年度~2011年度あたりの3年間は、亀和田武が云うところの? 「朝5時に寝て、正午に起きる」昼夜逆転生活だったのである。ちなみに、今は加齢により、「日付が変わる前に寝て、朝5時に起きる」老人のような生活リズムにシフトしている。

 

 寄生していたサークルから逃げ出し、某競馬サークルに入り込んだ。おれは生活リズムの乱れによる不潔化により、常時浮浪者のような格好で大学とサークルに出入りした。逃げ出したサークルにもいつのまにか留まるようになり、2010年代前半まで寄生していた。某競馬サークルのほうは、去年身を引くまでしつこく通っていたが、浮浪者かつ廃人同然のおれを、サークルの何人かは白い目で見ていたはずであろう。

 

 こうして、「休日」と「平日」の境界が曖昧になっていった。大学に真面目に通っていたころは、日曜日だけが固定された平日だった。しかし、4年で卒業することをあきらめてからは、『毎日が夏休み』状態で、平日との境界が曖昧になるというよりも、『常時休日状態』というに相応しかった。

 そうなると、土日の中央競馬だけでは飽き足りなくなり、南関東競馬に「通学」するようになるのは時間の問題であった。