土曜・日曜 JRAの新馬戦より3鞍
今週は JRA 三日間開催だが すでに6鞍の新馬戦を消化した
毎日王冠も終わり 祭りのあとみたいなムードだ
それはそうとして、消化された6鞍の新馬戦から3鞍をピックアップしてみたいと思う
10/7 京都4R
芝の新馬ばっかり取り上げても面白くないので 土曜の新馬からはダート戦を取り上げてみたいと思う
勝ったのはホウショウナウという馬だ
二番手追走から上がり最速で抜け出した
父は大正義ゴールドアリュール このブログで 前に ゴールドアリュール産駒は人気でも大穴でもどこからでもやって来る というようなことを書いた気がする ホウショウナウは堅いほうのゴールドアリュール
母親のホウショウルビーは 3歳1000万の「エーデルワイスステークス」を勝っている そういえばそんなレースもあったなあと思う まだ3歳の1000万条件が存在していた頃の話だ
それはそうとホウショウルビーの父--つまりホウショウナウの母父はデザートキングという馬である デインヒル産駒 つまりDanzigの孫だ
デザートキング なんと? アイルランドダービーの勝ち馬である デインヒル産駒なのだから そういう適性も当たり前か その年の英ダービー馬は べニーザディップという馬だが どうやらエプソムには行かなかったらしい(インターナショナルSに出走して2着はある)
デザートキング産駒 日本人に一番馴染み深いのは おそらくマカイビーディーヴァだろう そういう重厚なデザートキングと ゴールドアリュールがかけあわされている ホウショウナウはひょっとしたら距離がもっと伸びたほうがいいのかもしれない
10/8 東京4R
これまたダート戦である ヴェルトゥアルという馬が人気にこたえた
スマートファルコン産駒だ
スマートファルコンにしたって ゴールドアリュールの子どもなのだし 親子で土日のダート新馬戦の勝ち馬を出したことになる
ヴェルトゥアルという名前からして なんとなく社台系の馬かな~ と思っていたら 半分正解で 白老ファーム産でシルクの馬だった 募集総額はわからないが たぶん ダートで勝つことを見込んでいただろうから 安かったんだろう
母のシルクユニバーサル なんか聞いたことがあると思ったら モンドインテロとセダブリランテスの母だった 両方とも ダートは勝っているが 芝主体の馬だ
ただ ヴェルトゥアルは ダート路線を歩むことになるだろう
シルクユニバーサルの父 つまりヴェルトゥアルの母父は ブライアンズタイム 今回はマイル戦だったが 土曜のホウショウナウ同様 距離が伸びたほうがよさそう たとえば中京ダート1800でも余裕で対応できるだろう(もっとも 地方競馬の長いところのほうが更に向いている気がするが)
10/8 京都5R
オルフェーヴル産駒2騎が揃って討ち死に 勝ったのはジュンヴァルロ
ニューアプローチ産駒 持ち込み馬だ
オルフェーヴル2騎が見事に沈んだといえど この馬はノーザンファーム産 ニューアプローチといえば即座にベストアプローチの名が浮かぶが あれはダーレーの外国産馬 ノーザンファーム産まれの持ち込み馬であるジュンヴァルロは ちょっと性質が違うかもしれない
母ウェイクミーアップは競走馬としては凡庸 ウェイクミーアップはロックオブジブラルタル産駒で ということはデインヒル~Danzig という系譜を辿ることができる ノーザンダンサーのクロスはいったいどうなっているのだろうと思っていたら 何の事はない ノーザンダンサー4×5×5 でしかない ヘイルトゥリーズンの血は(おそらく)一滴も入っていない