カンパニー
アドミラブルが年内休養という残念なニュースが入って来た
僕は近藤英子オーナーのネーミングセンスがけっこう好きで POGでトルストイという馬を上位指名したこともあった それはともかくとして近藤英子オーナーの代表馬であるカンパニーを振り返ってみよう
カンパニー
近藤英子ファミリーで獲得総賞金はこの馬がダントツ 2004年クラシック世代だがダービーには出走できず 2009年まで現役を続け 毎日王冠→天皇賞・秋→マイルCS 三段跳びで有終の美を飾った そういえばこの馬が秋天を勝った時 8歳でのG1制覇には驚きの声も上がっていた
父はミラクルアドマイヤ 父トニービン 母バレークイーン 血統は申し分なかったが競走馬としてはろくに「走れなかった」 母はブリリアントベリー クラフテイワイフという名繁殖牝馬の娘 カンパニーの8歳下の弟にヒストリカル カンパニーの叔母のエヴリウィスパーからも活躍馬が続々輩出
ところでブリリアントベリーの父(つまりカンパニーの母父)はノーザンテースト 言及する必要も無い気がするが サンデーサイレンスの血は一滴も入っていない 同じような配合がエヴリウィスパー産駒のトーセンジョーダンだった
血統好きの方には有名だろう バレークイーンはサドラーズウェルズ産駒 ブリリアントベリーは前述の通りノーザンテースト産駒 つまりカンパニーにはノーザンダンサー4×3 つまり『奇蹟の血量』がはたらいている だから晩成型だったという根拠にはならないと思うが
個人的な思い出 僕がカンパニーを認知したのはおそらくディープインパクトの宝塚記念 そして翌年僕は上京するのだが その年 休み明けの関屋記念を勝ち 天皇賞・秋で3着に入った
そのあとカンパニーを意識したのはやはりウオッカ対ダイワスカーレットの永遠の天皇賞 最後方から壮絶な脚で突っ込んできてディープスカイと写真判定になった 結局4着だった
そうえいばこの馬には4着か5着が似合う気がする 翌年の安田記念 ウオッカが馬群で揉まれる中 馬場の六分どころ(←適当である)を追い込んできてやはり4着だった 異様なコース取りで追い込んできたので その秋の「三段跳びの有終の美」よりも 正直あの安田記念4着がいちばん印象深い