7/29 小倉11R 薩摩ステークス

 武豊騎手は近況不調でしたが、小倉開催に入るなりメインをかっさらっていきました。

 

 揃ったスタート。マッシヴランナーやプレスティージオが覗きますが、間からコクスイセンが無我夢中で行く。

 コクスイセンが例によってハナに立ちますが、プレスティージオが絡んでいきました。約5馬身差でマッシヴランナーとエポックが並走。外の5番手にイクラトロ。以下マウントハレアカラ、エアカミュゼ、ヒデノインペリアルと続き、ドラゴンバローズとマインシャッツは中団のやや後ろ。

 前を行った2頭のリードはみるみる無くなり、エポックやイクラトロが仕掛けていく。そしてマインシャッツがいつの間にか5番手まで進出していました。ドラゴンバローズはまだ馬群のなか。

 コクスイセンが垂れてプレスティージオが先頭に立ち、追ってくるエポック。満を持して追い込んでくるドラゴンバローズとマインシャッツ。懸命に粘るプレスティージオをマインシャッツがハナ差捉えたところがゴールでした。

 

 マインシャッツは中団の内ラチ沿いにいたと思ったら、瞬時にアウトに切り替えてマクリのタイミングも絶妙でした。首の上げ下げを制すところもユタカマジックでした。

 ただ、逆に言うとユタカの腕に助けられて勝ったのも事実で、前でコクスイセンにプレッシャーをかけてハイペースを作ったプレスティージオのほうが、厳しい競馬を強いられる格好になっていました。

 

 個人的にマインシャッツは新馬戦から見込んだ存在。鞍上池添のイメージがあったんですが、今回は武さんがテン乗り。この勝負服で鞍上武豊というのも珍しいですね。

 これでマインシャッツはオープン入り。夏の北海道開催が終わったら池添と元鞘になるんでしょうか?